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月夜のディナーが地域を動かす_01/06


それは青森県三戸町にある


「月夜のディナー」というロマンチックなイベントを今年プロデュースしました。緩やかな山並みで、かつて牧草地として酪農が行われており、今はねぎ畑となっている。経済の流れと生産性の流れでそうなってきたのですが、そのねぎ畑の面積は1/10くらいに止まっている。残りは茅だらけの野晒しの状態で30年近くそのままだそうだ。
この土地の所有者は青森にいる知人のものなのだが、実に眺めがよく、都会の灯りもほとんど届かないので、星空が綺麗な場所だ。
月夜のディナーを開催するまでのノウハウを含めたストーリーと今度どうなっていくべきかのビジョンまでここでシリーズで展開します。

世界中の光害をマップに落とした「Light pollution map」というサイトがあって、よく見ると開催した場所である青森県三戸町が交通アクセスの良い八戸から程よく離れつつ、自然な暗さになっていることがわかる。青森県では星を見るとなると弘前市水木在家にある(旧相馬村と言うとわかる日が多い)星と森のロマントピアが有名だが、そこに引けを取らない素晴らしい場所だと知っている。ただ、ホテルや天文台はない。

初めてこの地を踏んだのは2023年の4月上旬。2022年の12月に知人から教えてもらい、月夜のディナーが行える可能性を感じつつ、妄想ばかりが膨らみ、綺麗なイメージを抱きながら現地を訪れてみた。

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