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議事録という情報共有にイノベーションを。

気づけば創業以来の投稿でした…。
2020年3月にスピンアウトした瞬間からコロナという未曾有の事態に巻き込まれながらも、なんとか2年という年月を続けることができました。

じゃあ2年間何やってたの?全然見かけなくなったな、なんて思われてると思います。そうなんです、コロナで引きこもってました!(じゃなくて)
ひたすらにチームと顧客にひたすら向き合い続けた2年間でした。顧客の声を聞いては、プロダクトをどうするか、そんなことをやっていました。

お恥ずかしながら最初の1年は、とても有り難いことに、顧客から辛辣なフィードバックを多々頂き(これがなければ気づけなかったかもしれない)、このままでは駄目だ、世の中で使われるプロダクトは目指せないと思い、2020年の後半からプロダクトの作り直しを検討開始し、そこから1年間かけてプロダクトのフルリニューアルを行っていました。

Paul Grahamの言葉は本当にいろんなシーンでとても励まされるので、辛い気持ちになった起業家の人がいたら、ぜひtwitterとか見てほしいです!

じゃあ具体的に顧客やプロダクトと向き合うって何をしていたのか。
それは、課題(Problem)と解決方法(Solution)の最適解を探し続けていました。
いろんな先輩起業家やVCの人たちが、よくProduct/Market Fit(PMF)や、Customer/Problem Fit(CPF)について触れていると思うのですが、ここではあまり触れられることのないProblem/Solution Fitについてひたすら向き合った1年半について、少し書こうと思います(ニーズあれば、より深堀りしたものも書こうと思いますw)

ソリューションのPivotで考えた4つのこと

とにかく1年近くかけて、以下のことをやっていました。

  1. 顧客の課題をプロセスごと、シーンごとなどあらゆる視点から構造化する

  2. 現状のソリューションでなぜ解決できていないかを言語化する

  3. 現状のソリューションに満足できていないターゲット顧客に、どのように"アハ体験"をどう感じてもらうのか体験を考える

  4. 不確実性の高い技術だけに頼らずに解決できる案をモックでひたすらに試し、効果を定量化する

チームでも色々とディスカッションする中でなかなか意見がまとまらなかったり、進めていてもみんな不安の中でプロダクトを作っていきました。

そのあたりは PdMのmarioが色々と書いてくれてるので読んでもらえると嬉しいです…!あとでみんなからはとっても不安だった、と言われましたが、きちんと上の4つのことを意識して丁寧に進められていたので、私自身は実はそこまで不安ではありませんでした。それよりも3つめの「アハ体験」がどのくらいユーザーに感じてもらえるのかというところを早く検証しなくてはというのが正直、一番の焦りでした。

そして、我々がこの1年かけてソリューションのPivotで行き着いた答えは、とってもシンプルなものでした。それは議事録作成の負荷を下げようといろんなツールを使うことで、逆に工数が発生してしまうそんなジレンマを1つのツールで提供し、各工程の作業の無駄を減らし、むしろ活かせるようにしてあげることでした。(詳細は割愛します)

このリニューアルを発表するまでにたくさんの会社様に利用していただき、ようやく品質としても最低限の機能でも一定の満足できるところまで来たと思っています。β版としてたくさんのフィードバックをくれたユーザー様には本当に感謝してもしきれません。

ちなみにPaul Grahamさんのこの言葉でハッとしたので、こちらも載せておきます。

最も重要な発見の多くは、最初はすでに存在していたものに小さな手を加えたように見える、的なことが書いてます。

ツイート和訳

我々が議事録に向き合う理由

我々はまず顧客が抱える大きなペインである「議事録作成工数の負担」をへらすことをMVPとしてこの製品をリリースしました。ただし工数を減らすことはゴールではなく、むしろ始まりです。

議事録、と言う名の情報共有は、これだけ働き方が多様化しているのに一切イノベーションが起きていません。アナログからデジタルへ、さらには対面から非対面の仕事スタイルへなどこれだけ大きな変化があったのにも関わらず、です。

本来、働き方がこれだけ進化し多様化しているのであれば、情報共有自体も進化や多様化の必要があるはずです。これができていないからこそ、リモートワークなどの新しい働き方を定着できていない会社が存在してしまっているのだと思っています。

だからこそ我々は、顧客の目の前のペインを解消しながら、「会話音声」を利用し、これから進む新しい働き方やイノベーションにあった情報共有ができるようにしていきたいと思っています。

会話音声という一次情報を企業が当たり前に活用する、そんな未来を作っていけるようこれからどんどんと発信していきたいと思います。

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