黙秘の大切さがよくわかる~季刊刑事弁護79号(現代人文社)
近年,取調べに対して黙秘をすることの重要性について,修習の際に習うと聞きます。
もっとも,身の回りの弁護士や修習生と話をしていても「黙秘は必要なんですか?」と聞かれることも決して少なくはありません。
私は黙秘はとても大切だと考えていますが,こう考えるにあたり一番参考にした本は,季刊刑事弁護79号(現代人文社)です。
季刊刑事弁護は,多くの弁護士が聞いたことがあるであろう,刑事弁護に特化した季刊誌です。
理論的な検討もとても参考になりますし,弁護実践や座談会等を通して,なぜ黙秘が大切なのかがよく分かります。
私は修習生を接見に連れて行くことが時折あるのですが,そのときには読んでもらうようにしています。
弁護士会の図書館等に置いてあると思うので,買わないまでも,一読頂きたいなと思います(なお,私は買っていて,折に触れて読み返しています。)。
季刊刑事弁護は,最近読めていないのですが,特にお気に入りの号を今後もいくつか投稿したいと思います。
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