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ヒロシマ女子高生任侠史・こくどうっ!

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毎日1ツイート! コツコツ続ける女子高生任侠譚! 極道都市ヒロシマでの青春は、血と汗と裏切りと──ほんの少しの涙!
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2022年8月の記事一覧

ヒロシマ女子高生任侠史・こくどうっ!(27)

ヒロシマ女子高生任侠史・こくどうっ!(27)

「御子が走ったあ? ホンマですかそれは」

「嘘ついてもしょうがないじゃろうが。やつは立町を殺る気じゃ。……もう連絡も取られんようになりおったで」

 メッセージが返ってこないことに業を煮やしたゆみは、シャイニーハンズに直接足を運び、高子にありのままを告げた。

 まずいことになったと、高子は感じていた。

 御子は冷静で頭も良い。しかしこくどうとしては筋金入りだ。一度口にしたことを簡単に翻すよう

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