楽しくなる楽曲
今日は僕の好きな曲を紹介します。こんな曲を聴くととても楽しくなります。
Everyday I Have The Blues(Played by B.B.King)
B.B.Kingのことを好きになったのは多分35歳くらいの時だと思います。それまでは僕にはあまりにもブルーズすぎるといいますか、あんまり好きになれないなあ、なんて感じているところもあったのですが、年齢を重ねたのか、アメリカの音楽に慣れてきたのか、むしろものすごく楽しく聞けるようになりました。彼のLIVE AT THE REGALというアルバムを持っていて、それを聴くのですが、お客さんの盛り上がり方もすごく、とても楽しく聞くことができます。毎日毎日憂鬱だよ、、、という弱音を吐きつづける歌詞ですが、それを聞いて逆に元気になれる曲です。満員電車に揉まれながら、これを聴いてなんとか元気を保つこともありました。
Giant Steps (John Coltrane)
ジャズを演奏する人の間では難曲といわれている曲です。John ColtraneのGiant Stepsというアルバムに収録されています。難しい理由は、それまでにないコード進行により作られた曲だから。かといってめちゃくちゃではなく、これまでが正六面体なら、この曲は正十二面体でしょうか。難しい曲なのですが、彼のテナーサックスは軽々と宙を舞っているかのように演奏されます。一般的に、難しい曲は元気をくれるというよりは、元気を削がれることが多いですが、彼の演奏は本当にエネルギッシュで、訴えかけてくる何かを感じます。大学時代の後輩が、「この曲だけが私に元気をくれる」というようなことを話してくれたことがあります。
This Could Be The Start of Somthing (Played by Grant Green)
この曲は僕の体験と深く結びつきすぎて、これを聞いて元気になる人ってそんなに居ないだろうなあと予想するのですが、ジャズギターを演奏するようになっておそらく初めて、1コーラスのギタープレイをコピーした曲です。Grant Greenのギターはとても好きですが、コピーしてみて、だんだん彼の気持ちが盛り上がっていく様子を感じとることができたと感動したのです。ボリュームのわずかな変化やフレーズとフレーズのつながり方から演奏者のことをとても近くに感じられたことが嬉しかったです。まあ今考えると気のせいのようにも思います。いまだに、折に触れて聞き返しております。よろしければ聞いてみてくださいね!