ギターアンプのスピーカー交換をした話
先日、初めてギターアンプのスピーカー交換を自分でやりました。長いことエレキギターを弾いているのですが、機材のことをあまり知らずに過ごしております。数年前に買ったアンプの音のゆがみをもっと抑えたいと思い、簡単にできそうなスピーカー交換をすることにしました。
今回スピーカーを交換したのは…
アンプはこちらのFender Princeton Reverb 68のリイシューモデルです。もともとはCelestionというメーカーの、Ten30というスピーカーが付いています。弾いた印象は、小さいボリュームでは好みの音がでるのですが、ボリュームを上げるとゆがみやすいという感じです。僕は基本的にクリーントーンを求めるので、サンプル音源を聴いて目星をつけていた、ゆがみが少なくて中域が良くでるという評判の、JensenというメーカーのP10Qというスピーカーを買い求めました。
こんな風にやりました
上段左 電動のドライバーなど持ってないので、手作業でネジをはずして裏蓋を取り外します。次にアンプの上面にあるネジを外して、真空管や配線のあるシャーシーと呼ばれる部分を取り外します。
上段中 取り外したシャーシーを、真空管のある側から見たところ
上段右 シャーシーを逆の側から見たところ
中段左 スピーカー。4本のネジを外すと、すぐにスピーカーが外れると思っていたのですが、なぜかくっついて外れません。マイナスドライバーをスピーカーとボディの隙間に差し入れて、金づちでたたいた後、強引に引っ張ったら外れました。
中段中 角のように二本飛び出ているのは、スピーカーとシャーシーをつなぐケーブルです。結構重要なパーツですが、こちらもスピーカーから外すのに苦労しました。スピーカー側の金具が折れないかひやひやしながら作業しました。
中段右 取り外したスピーカーです。前述のケーブルは今だ外れていません。
下段左 ほとんどのパーツが取り外され、もぬけのからのようなギターアンプ。向こう側が見えます。
下段中 新しいスピーカーを取り付けたところです。角にもケーブルをつなげました。
下段右 シャーシーももとにもどして、ようやくアンプらしくなってきました。あとは裏蓋をもどすだけです。
大きな音で鳴らしたい
作業を終えて電源を入れて音をだしてみましたが、普通に音が出て安心しました。部屋ではあまり大きな音を出せないので、スタジオかどこかで試してみようと思います。好みの音になっていると嬉しいです。
追記
6/10、ついに大きな音で鳴らすべく、近くのレンタルスタジオに行きました。そこで明らかになったのは、ある程度以上のボリュームで鳴らしたとき、ギターの6弦4フレットあたりを弾くと、なんかすごいノイズがすることでした。アンプのどこかが共鳴してしまっているような音です。これはもうプロの手を借りるしかないかなあ。