餃子が好きです
小さなころから餃子が好きでした。
家で祖母や母が作ってくれた餃子は、必ず水餃子でした。テーブルの真ん中に一口のコンロがあり、そこに、水を張った、いつもの鈍い金属色のあの鍋が置かれていると、胸踊ったものでした。皮はスーパーで買ってきて、ニラとかひき肉をまぜたタネを包むのを(少しは)手伝いました。茹で上がった餃子は、酢醤油につけて食べます。成長期の頃は餃子を30個くらい食べながら、ご飯を何杯も食べてました。とにかくうちで作る水餃子が最高だったんですよね。
あとは近所の餃子屋さん、『餃子のみん』の、分厚い皮につつまれた特大の餃子も大好きでした。持ち帰り餃子が一人前10個で、初めて一人前を全部食べ切ったときに嬉しかった記憶があります。こちらにはお店で付けてくれる、ラー油入りのタレにつけて食べるのですが、とにかくご飯が進む味でした。あとはじめて豆板醤というものを知りました。今は当時のご主人の息子さんが跡を継いでらっしゃるそうです。
大人になって、最近は有名中華料理チェーン、『日高屋』さんの持ち帰り餃子を重宝しています。安いです。これと、缶ビールを買って帰れば楽しいこと間違いなしです。また、滅多に行けませんが、新宿三丁目の餃子専門店『餃子の福包』さんにも食べに行きます。ここはひたすら餃子を食べながらビールを飲めるお店です。30個の皿とか、50個の皿もあり、心置きなく本当に好きなだけ餃子を食べることができます。そして餃子が美味しい。サイドメニューも心を揺さぶられるものが多いです。ここはよく行列ができているので、並ぶ覚悟が必要です。今も行列なのかなあ。