渡米33日目 どうにか環境を整えないと…
昨日に引き続き、リーディングの課題をこなす。監督クラスのものに加えて、脚本クラスのものもあり、本の文字を読むことが大変になってきた僕は、パソコンの音声読み上げ機能の力を借りながら、jひとつひとつの課題を進めている。
英語が苦手な長男に、今週から週末一時間ずつ英語を教えることにした。だが、決めた時間になっても彼はなかなか机に向かうことができず、勉強し始めてもあくびばかりしている。特に外で遊びたいと言う欲求もなく、家でスマホとゲームばかりしている。明らかに良くない兆候だと思う。もっとも新しい環境の中で、まだ新しい友達もおらず、外に遊びにいくこともできない。環境がそうさせているところもある。散歩に誘っても特に外には出たくないと言う。
夕方、あまりにも自発的に勉強しない長男を妻も「アメリカに来たから勉強ができないとか関係ないよ」と叱責する。確かにその通りで、日本にいた頃から自分で進んで勉強する姿勢がないので、このままいくと明らかに良くないなと感じている。妻も叱り疲れて、夕方みんなで外食に行くつもりだったが、一人になりたいので、子ども達を連れて行ってきてほしいと言う。
僕も朝からずっと課題をこなしていて、ようやく監督クラスのリーディングを終えたところだった。今日は誰も一歩も外に出ていない。この近所は食べるところも少ないが、前から気になっていたトルコ料理屋さんに子ども達を連れて行った。
僕たちの暮らすマンションの目の前の戸建ての家の玄関には、きっとハロインに向けてなのだろう、赤く目の光る不気味な骸骨が飾られている。徒歩2、3分の場所にあるトルコ料理屋の扉を開ける。長男も次男もフジロックでトルコ料理の屋台が好きになって以来気に入っていて、ミートボールや鶏肉の入ったケバブラップをとても美味しいと頬張っていた。彼らが美味しいと食べる姿を見ていてホッとする一方で、なんだかあまりたいした経験もさせてあげられなくて、もしわけない気持ちになる。
明日は子ども達の小学校も休みで、3連休になるが車もないし、僕は普段通り大学もある。妻が子ども達の英語の勉強法を調べたり、こちらで車の免許を取るための準備を進めている。どうすればより家族で充実した時間を過ごせるのか。環境を整えたいと心から思う。
DAY20230924日3212-3236-3242