完璧な計画よりも大事なこと
理論派と行動派
あなたは何かを始めようと思ったとき、まず何から始めますか?
私はかなり頭で考えて、ある程度形にできるようにしてから動き始める癖がありました。
しかし、事前に頭でいくら考えても実際に始めてみると想定できていなかったことが起きたり、軌道修正を余儀なくされることがほとんどです。
逆に、まずは行動に移してみてから考えるというタイプの人もいるかもしれません。
そういうタイプの方も当然行動に移した後で様々な障壁に出会い、その都度修正を余儀なくされると思います。
さて、どっちにしても実際に行動に移したら色々なことに対処しなければならないようですが、どっちが良いのでしょうか。
と、質問を投げておいて申し訳ないのですが、どちらも一長一短です。
長時間考えてから行動に移すパターンのメリットとしては、当然ですがより多くの想定をすることができ、それに対する対処法も準備できるかもしれません。
デメリットとしては行動にするまでに時間がかかり、その過程で不安や様々な邪魔が入ることで行動することすらできなくなる可能性もあります。
すぐに行動に移すパターンのメリットは当然行動が早いこと。そして行動過程で修正していけること。
デメリットは取り返しのつかないことが起こるリスクも捨てきれないこと。
このように考えると、結局どちらがいいのかわからなくなってしまいそうです汗
ここで1つの例を考えてみましょう。
飛行機は予定ルート通りに飛ばない!?
飛行機が飛んでいるとき、機体が予定されたルート上を飛んでいるのは飛行時間全体のどれくらいか知っていますか?
なんと「ほぼ0パーセント」だそうです。
飛んでいる飛行機の翼の横では、「補助翼」がしきりに動いて予定ルートに乗せようとしているのがわかります。
補助翼の役割は、飛行ルートを絶えず修正することです。
しかも飛行機の場合は補助翼だけでなく、自動操縦装置が毎秒何回も予定位置と現在位置のズレを計算して修正命令を出し続けています。
つまり飛行機は、ほとんど予定通りに飛んでいないにもかかわらず目的地におおよそ時間通りに到着することができます。
ここで一度先ほどの話に戻ってみましょう。
もし飛行機が完全に予定ルートを飛べることが計算上証明されるまで動かなかったら、私たちはまだまだ飛行機に乗ることはできなかったでしょう。
しかし逆に何も考えずにとりあえず飛ばしてみた飛行機に乗るのは怖すぎます。
つまり飛行機であれば、「取り返しのつかない出来事」とは飛行機事故などのように死者が出てしまうような出来事であり、もう少し範囲を広げれば大幅に到着が遅れてしまうような出来事のことでしょう。
つまり理論派と行動派の両者のメリットをとりつつデメリットを最小にするためには、大きなリスクについては事前に把握してそれが起こらないように最大限の準備をするが、大勢に影響が少ないと思われることはやりながら修正していくことが必要なのかもしれません。
まずは手だけでも動かそう
そうは言っても行動に移すってどうやってやればよいのかわからないという人のために、おすすめの方法を1つご紹介します。
やりたいことができたら、まずは手を動かしてノートなどにやりたいことを書いてみましょう。
これだけです笑
実際にやってみるとわかりますが、書くとやる気が出てきます。
私の場合は簡単なことならその日のうちに始められちゃいます。
ちょっと物理的に時間がかかることや、リスクも伴うようなものの場合でも、とりあえず書き出すと頭の中だけでは気付かなかったことに気付くようになったりもします。
なのでまずは手を動かしてみることをおすすめします。
動いて、前に進みながら修正していく、この方が始める前にあれやこれや考えて結局始められないよりきっと楽しくなります。
多くの人はまず完璧な計画を作ってから実行に移そうとしがちです。
でも完璧な計画よりも大事なことは、常に最善を目指して修正し続けることです。
ぜひ皆さんも「まず行動」、意識して生活してみてください。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
理学療法士
JARTA認定スポーツトレーナー
平山鷹也
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