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皐月賞総括&ダービー展望
稀に見る混戦だった皐月賞、勝ったのは5人気のジオグリフ、2着に同厩舎のイクイノックスが入り、3着に1人気のドウデュースが入った。ジオグリフは前走までルメールが騎乗していて、ルメールがイクイノックスに騎乗するため、福永が代打で騎乗し、そのイクイノックスを差し切ってゴールした。
この混戦皐月賞は結果を見ても、枠順や展開次第で順位が変わる実力伯仲の世代と言えよう。
中間に降った雨により、思ったより内側が伸びなく決め手勝負なら外の馬じゃないと難しかった。1枠2頭は内側で頑張らなくてはならず、際どい勝負まで持ち込んだが、やはり外から馬の切れ味にはなす術もなかった。この枠順が逆だったら結果も変わっていたと思われる。
ここでの上位メンバーがダービーでも人気になると思うが、距離が400m延び府中の左回りに代わることで順位も変わりそうである。
イクイノックスは今回は仕上がってはいたが5ヶ月の休み明けで上積みは見込めるダービーの方が良くなるし、府中の長い直線を考えると、今日より後ろからでもじゅうぶん届くので競馬がしやすくなるのでは。4着のダノンベルーガも同様のことが言えるし、今回は内枠に泣かされたと言ってもいい。この2頭が中心で他の馬の調子や別路線からの合流組を見てダービーを考えていきたい。
今回予想時に注目されたのが、出目の4枠7番だが全くの偶然と結論付けでいいだろう。また、横山武史問題だが、暫くは様子見でいいと思う。