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『19日目』8月7日の日記

今更ながら8月なんだな……とお盆が近付いて実感している。今年はあまりの暑さにまともに外に出ていないので彼岸花を見ていない。自然であれだけ鮮やかな赤で立ち続ける花が好きなのだが。まあ、ゲームではめちゃくちゃ枯渇して鮮やかな透明の彼岸花集めに走っているからいいか。
度々の表現で察しがつく通り、私は引きこもりニートだ。会社でうつ病になりそれから復帰出来ずにもう5年が経つ。いまだに急な不安に駆られて薬に頼ったり、睡眠障害が悪化したりと改善しない。今これを書いているときも手の震えが止まらない。家族は私を社会に出したがっている。当たり前だ。しかし病院側はそうはいかない。こちらも当たり前。安定から悪化しかしてないのだから。いよいよ睡眠薬の量も処方ぎりぎりのラインになってきた。先生も頭が痛いかもしれない。いつも2分程度で終わる効率の良さを誇る病院だが、私は喋ることも目を合わせることも出来ないので割と楽だ。増えた病状などを言うときは切り出しにくいが。病名が付かないときはASDの傾向があると言われた。調べると大体当てはまっていて少し笑ったし、名前がついて安心した。
名前。名前とはとても重要なものだ。人間は名前のないものへの説明が出来ないことを忌避する。エモい、なんて代表じゃないか? 言語化が出来ない、または難しいのでエモーショナルと言っておく。言語化出来ない関係性や性格が当て嵌まったり、自分の好きなものと合致しているが、その理由つけが言葉にならなかったり。
最近は意味が変わったものもある。性癖だ。本来は好きなものだなんて可愛いものじゃない。それに性的興奮を覚えることだ。私は本来の意味で使っていたのだが、意味合いが変化しつつある現代では隠れ蓑になっている。適応して話に乗るが、私の性癖は本来の意味そのままだ。これ、意味がわかると怖い話かもしれない。
名前がつけられない関係にも名前がつくと分かりやすい、というのもある。私の知っているコンテンツだと「躍動」だ。曲名とキャラクターの行動が合致しているため、まとめて躍動と言われている。あと、これは私と少数が言っているだけだがある現象、行動を指して「ステンドグラス」「ステンドグラスを壊す」と言ったりする。これはネタバレになるから説明出来ないが、わかるやつにはわかる、というやつだ。こういうのが多いから閉鎖的コンテンツとか言われるのでは? 全てを知っている前提を当たり前だと思っているから。うるせぇ開始前からお祭りゲーだって言ってんだろ! こちとら何年待ってると思ってんだ! こういうお祭りだからこそ見れるものを配信直後からきゃっきゃうふふしながら衣装やコラボ予想して待って9年だぞ!
話が逸れた。最近心が荒れることがあったもので。とにかく、私が言いたいことは名前のあるなしで恐怖の度合いも変わるということだ。名前の無いものは怖い。だから名前を求める。
人間も怪異みたいで面白い。私も此方側だが。

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