『8日目』7月22日の日記
三日坊主の二倍だ。私にしてはよく頑張った。
日記ってその日にあったことを綴るものだと思い出したのだが、私は引きこもりなのでパソコンとスマホを見てるだけなので変化はない。世界がどれだけ変わろうと私に影響するのは天気と気温くらいだ。そのせいで熱中症になったりした。見事なまでの引きこもりニートである。友人には薬中と呼ばれるのも仕方ない。オーバードーズすらしないのに1日10錠以上飲むなんて、子供の頃ならラリってんのかくらい言うと思う。何故か小学生にして「ラリる」という言葉を知っていて親にとても怒られたのを覚えている。私もどこで覚えたのかは分からないが、大体銀魂のせいだと思う。子供の頃から薬が嫌いだったのに、今ではないと不安になるのだから、どうしようもない。
身近な変化といえば、机の上にfate/Grand Orderの妖精王オベロンのぬーすとフィギュアが飾られたことだろうか。プライズであり、今年の始まりに獲ったものである。なんとしても自力で獲りたくて、数十分友達を付き合わせ、店員に何度も位置調整してもらった挙句もはや究極にクレーンゲームが下手なことを察してずっとそばにいてもらい、別のお客さんからも遠巻きから見られ、30回目を過ぎた辺りで獲得したときは全員から良かったね……みたいな目に晒された記憶がある。フィギュアにはあまり興味がなく、飾る場所もないため画像を見ては資料としてもいいなぁ、と思っていただけだったのだが、どうしてもこれは欲しかった。満を持して開封したきっかけは、推しのウエディングアクリルスタンドを安全に飾るための収納ケースが当日に用意できず、一旦買ったガンプラなどを飾る用のガチプラスチックケースを買ったことがはじまりだった。何を言っているのか分からないと思うがすべて事実である。ただ、その推しの作者である方とTwitter上で繋がっており、想像以上に驚かせてしまったので大人しく別のケースに収納した。そして空のプラスチックケースが残ったので、手元にある4つのプライズフィギュアから一つ選んで開封した。
ぬーすとであるため、台座が必要であり、それを秋の森の妖精王というキャラクターに合わせて百均で様々なものを揃えてかの妖精王をしがない机の上に置かせていただいたという次第である。この妖精王オベロンについてもいつか語りたい。ちなみに何もかもを見透かしているかのような彼の目が怖くて、私は少し逸らし気味に置いている。目を合わせるという行為が2次元でも3次元でも出来ないのだ。それこそ役を被らないと、本当に、出来ない。逆を言えば私じゃなくなれば目は合うのだが、それすら不安になっているのが現状だ。
私の生活の視界の中に、小さな秋が作られた。今回はそれだけの日記である。
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