変化を受け入れ順応する
来年からいよいよ5Gのプレサービスが開始されますね。
5Gというと、世間一般的にはモノとモノ同士がネットでつながる、いわゆるIoT化についてのニュースが多いですが、
まぁ他にも色々ございまして、この高速通信の環境下ではモノ自体がコンピュータ化されていきます。
モノといいましても、特に普段あまり手で触らないもの。
要は、物質として存在していなくてもいいという「モノ」で、そういったものは、比較的バーチャル化されていきます。
例えばテレビです。
テレビという物体を普段・毎日は触らないですよね。
せいぜい掃除をする時ぐらい。
すると、テレビというモニターを物質として存在させておかなくても良いとなるわけです。
三洋電機では、2年前から空中に映像を映し出す空中ディスプレイの開発を行っていて、2020年に実用化しようとしています。
他にも、英国のUmbrelliumは、横断歩道をバーチャル化する試験を行っています。
これも、普段横断歩道がない場所でも、時間帯や交通量・歩行者量に応じて、バーチャルな横断歩道を表示させたり、車に自転車や人が近づいてきている警告音を発したりするというもの。
これが実用化したら、横断歩道を毎年描いたりする必要がなくなりますからね。税金の削減やらそれに携わる労働もいらなくなる。
テレビも一緒で、モニター製造もいらないし買い替えるなんこともなくなる。
家の中では、例えば観葉植物や観賞用の絵画、水槽のペットの魚などもバーチャル化するでしょうね。
で、スマートスピーカーに一言「観葉植物をもう少し大きくして」とか「数を増やして」なんて言えば、一瞬で模様替えがでたりするんでしょう。
ただ、こうしたバーチャル化したモノが社会に浸透するためには、画像の解像度が高くならなければなりません。
それと、高速通信。
人が見て、リアルかバーチャルか見分けがつかないレベルということです。
こうした環境が2020のオリンピックまでには整ってくるのだと思います。
従来のリアルなモノしかなかった時代から、バーチャル(でもリアルとの区別がつかないレベル)なモノを利用するといった選択肢が増え、音楽や映画、本、そして、不動産にクルマと、あらゆるものが所有することから利用する社会へと変わってきました。
ただ、バーチャルなモノに囲まれて暮らす生活も、単にスパコンや人工知能といった、コンピューター技術だけでもたらされているのではなく、それによるビジネスの変化だったり、労働・仕事の代替を伴ってつくられる環境だということを理解しておく必要があります。
今後、人工知能が台頭するコンピュータ社会によって、これまでの社会とは異なる考え方や概念が生まれてきますが、それをまずは受け入れ、そして、順応していく者が、これからの社会を生き抜くことができるのだと思います。
実際の大波は、これからです。
では次回!
Meet on!
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