ルールが変わった
ここ数年、中国ってどんなイメージがあるでしょうか?
まぁ、一言でいうならば先進国。
今日も、中国のシリコンバレーと言われている深圳で、
これまでディーゼルエンジンで走っていたバスとタクシーを16,000台の電気自動車のバスと22,000台の電気自動車のタクシーに入れ替えるとうニュースがありました。
これ一気にやったちゃうんだから凄いですよ。
2018年3月末に、中国は上海国際エネルギー取引所にて、人民元建て原油先物取引が開始されました。
中国は、米ドルを使うことなく取引ができる環境を整えました。崩壊寸前のドルからの回避です。
中国がゴールドを大量に集めていることは周知のとおりですが、世界の金融システムが崩壊に向かっているいま、基軸通貨となりうるものは、ゴールド(金)との裏付けであることから、ゴールドの備蓄および米ドル回避は今や当然の流れであると思います。
これで米ドルを必要としなくなり、またゴールドの一定量の備蓄ができた暁には、中国は米国国債の購入から手を引くだろうと思います。その結果、おそらく米国の崩壊へと繋がると思います。
中国の戦略はこれだけではありません。
スパコンおよび人工知能への膨大な投資に始まり、2016年に可決した『第13次5ヵ年計画』、そして、中東・アフリカからの資源ルート『一帯一路』の整備と、先を見通して計画をどんどん実行しています。
ここ数年、中国に旅行に行ったことのある人たちならご存知だと思いますが、買い物はほとんどキャッシュレス。QRコード決済が主流です。
街中に置いてあるレンタル自転車・バイクは電動。
この勢いだと、あと数年もすれば車もすべて電気自動車になるのではないでしょうか。
それにしても、このスピード感すごいですよね。
中国はどんどん変化していっている
一方で、日本に目を向けてみるとどうでしょう。
ここ2~3年社会環境はあまり変わっていないと感じます。
世界の動向をみていると、先進的な国だと思っていた日本はずいぶん遅れてしまった感は否めません。
日本の場合、2020オリンピックを1つの目途にしているのかどうか知りませんが、そうこうしている間に、世界はどんどん進み、日本はどんどん遅れをとっていく。
今の日本を見ていると、旧世代の先進国という感じがしてしまいます。
世界の動向をみていると、ここ10年ほどで社会背景が変わったわけですが、言うなれば、コンピュータ社会になったということで、それはルールが変わったということです。
今回中国を主に取り上げましたが、シンガポールやエストニア等々、こうした変化は世界中でおきています。
既得権益の強い国はイノベーションが起こりにくわけですが、何かを新しくアップデートしようとすると、国民の利益より自分たちの懐しか考えていない既得権者が圧力をかけるため、結果、日本社会はなかなか変われず、ますます遅れていくことになる。その最たるものがuberだったりairbnbだったりするわけです。
国に目を向けても、利権まみれのなかよし政権のため、既得権崩壊なんてありえない。
とは言っても、中国以外の国も『ルールが変わった』ことを理解しどんどん動いていますから、自分自身、現在の鎖国にならないよう、しっかり世界の動向を見ていこうと思います。
では次回!
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