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水星の魔女しか知らないけどGQuuuuuuX観てきた
ガンダムを観たきっかけ
20年間、ガンダムに触れてこなかった人生だった。
触れてこないは少し嘘で、父が1stガンダムの世代だったため、小さい頃に家に赤いザクがあった。当時は興味がなく、認識としてはなんかロボットが戦うアニメだ。ネットに触れるようになってからは、なんか一部のオタクが怖い難しいアニメ。「アムロ行きまーす!」や「坊やだからさ…」などミームが多いという認識だった。
そこに突然、水星の魔女が現れた。ネット上では初の女性主人公、百合婚など大騒ぎだった。それに便乗し、一話を観た。
ドハマリした。
ガンビットがかっこいい。めっちゃ作画がきれい。先の読めないおもしろ展開に、百合も摂取できると私の心はがっしり掴まれた。
そこから毎週放送を楽しみにして過ごした。しかし無情にも時が流れ2023年7月。最終回を迎えた。
水星の魔女が終わって、別のガンダム作品に...という気は起きなかった。
気持ちとしてはこうだ。
なんかミオリネとスレッタの結婚が濁されてネットが荒れたし、昔のやつは話がつながってて難しいイメージ。ガノタに聞いてもまず1stから観てって、大昔のやつは作画も話もやばそう。
と、偏見まみれのなか四季が巡った。
そして、2024年12月。突然の新作発表。しかも主人公はまた女性。
エヴァはよく知らないけど、新しいガンダム!ガンダムっぽくなくて、スタイリッシュでかっこいい!と情報を追いかけた。
どうやらアニメ放送ではなく、映画をやるらしい。
そうして、私は公開日...ではなくその数日のうちに観に行った。
映画館にはカップルとおじさんがいた。話題になってるからカップルも見るのかと思ったら、恋愛映画に吸われていった。そりゃそうか。
会場特典を受け取りシアターへ向かう。かっこいいイラストにテンションはぶち上がっていた。私はぽつぽつとおじさんが座るシアターのど真ん中の席に座り、写真を撮り、映画が始まるのを待った。
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GQuuuuuuXを観た感想
最初は映画館を間違えたのかと思った。
昔のガンダムが始まったのだ。きれいな画質に安定した作画だったが、悪く言えば古臭い。しかもシャアが出てきた。
シャア!?昔のガンダムのミームの人だ!とずっと混乱していた。
なんとなく赤いザク、ガンダム、シャア、アムロの関係を知っていたので、あーーーーifの話ね!と理解しながら本編を観た。
上映時間90分。そんなことは感じられないような満足感に飲まれながら、上映が終わった。私の後ろから、おじさんのため息が聞こえた。
そうだ!あの最初のあれはどういうことだ!?っと混乱、興奮しながらネットを漁る。情報解禁前のネットには「とりあえずGQuuuuuuXを観ろ」、「マチュは着痩せするタイプ」しか無かった。
つまりこの気持ちをぶつける相手がいなかった。私はこの興奮をどうしても止められず、同日に別の場所でGQuuuuuuXを観た知り合いのガノタに聞いた。
「ガンダムってどの順番で観るの?」
その後
そして現在、私は1stガンダムを履修している。32話まで観た。ガノタからは作画崩壊がきついかもと聞いていたが、全然そんなことは無かった。むしろ凄い戦闘してくれる!!!おもろい!!!!となっている。
そして認識を改めたことが一つ。
ロボットが戦うアニメの皮を被った戦争作品だったということだ。
最後に
「ネットに水星の魔女から入った新規が多くて嬉しい」
そんな言葉をネットで見ました。こちらとしても色々と思うところはあるだろうに、歓迎してくれて嬉しい。そんなふうに感じてこの文章を書きました。これからも、もしかしたらガノタになるかもしれない卵の私達を見守ってくれるとありがたいです。