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第6回じゃじゃ馬トーナメント〜ゆづきの場合〜🍓

1、2、、3!!

高らかに鳴らされるゴングの音

少し不恰好なダイビングボディプレス
だが迫力、威力は抜群

ソイ選手は天井を仰ぎ見ることになってしまった

勝ち名乗りを受け威風堂々と花道を帰ってゆく

その瞬間、自分の方を見てくれた気がした

あの顔は忘れられない

勝手な解釈をすると
「やってやったぞ!見た?!」
そう言ってるような気がした

もしそう言ってたとして
実際にゆづき選手と自分にそんな絆があるのかというとわからない

でもこれは自慢とかではなくプロレスラーゆづきの最古参のファンで一番試合を観ているのは自分だという自負はある
そして事実だとも思う

昨年のじゃじゃ馬トーナメント
不安からくる予感は悪い意味で的中

ゆづき選手本人も語る通りでもちろん自分も同じとまでは言わないが心のどこかでずっと引きずっていたのは間違いない

自分の気持ちをゆづき選手と重ね合うとかではなくそれぞれにこの一年間引きずっていたのだ


確か8月の頭の方で第6回じゃじゃ馬トーナメントの開催が発表された

「おー!これは熱いな!」
別にゆづきちゃん(ここからは形式ばらずちゃん呼びにさせてもらう)が出場しなくても観に行こうと決めていた

じゃじゃ馬トーナメントは麻薬だ
この高揚感は他では味わえない
贔屓があればより楽しいがそうでなくても脳からドーパミンが放出しまくるくらい素晴らしい大会なのだ

必死に若手が少ない技を駆使し気合いと根性でぶつかっていく
そして一度の負けはもうそこで全て終了なのだ
そんな非情さと切なさもトーナメントの面白さだ


そしてゆづきちゃんの出場はないと思っていた
別に前年の内容がどうとかではなく今年も面白い新人たちがデビューしている中、出場選手も一新されYUNA選手だけがエントリーされるかと予想していた

悔しさは引きずってはいるがまた違う機会でゆづきちゃんにはリベンジして欲しいなと思っていた


そして8/25のゆづき誕生日会

楽しい宴も終わり
帰り際にゆづきちゃんが一人一人をお見送り

「じゃあまた31日行くねー!」

するとゆづきちゃんは顔の前辺りで両手をグーにしてから手首を曲げゆっくりと肘を上下に回すように動かした


んん?

かわいいにゃあー?

タイガータイガーじれっタイガー?

んんんん??


「あっ!」

するとゆづきちゃんは笑顔で店内へ戻って行った




9月に入り数日後
X上でじゃじゃ馬トーナメントの出場選手が発表された

YUNA選手は予想通り

香藤選手、ソイ選手も妥当

光芽選手?名前は聞いた事あるけど、、、

スパイク西村選手?なんかわからんけど凄そう!

スターダムからさくらあや選手、梨杏選手
おー!すげーやん!とうとうダムから

そしてChi Chi選手に炎華選手!
この2人の実績は申し分ないがある種この世代の中では頭一つ飛び出してる印象でエントリーされていることが少し驚きだった


そして、ゆづき選手!ゆづきちゃん
「そっかぁやっぱエントリーされたかぁ」


嬉しさと同時に今回は必勝しかない!
してもらわないと困る
いけるのか?!
そんな思いが同時に湧いてきた

今回はゆづきちゃんだけのじゃじゃ馬トーナメントではない
hotシュシュの面々や自分を含むファンたちの気持ちを背負って闘ってもらわないといけない


ゆづきちゃんの悲願はゆづきちゃんに関わる全ての人の悲願


何ができる?
ちっぽけなオレに
他に何がある?
Something Else

THE MODSの代表曲の一つ
「他に何が」が頭に流れた





つづく、、、のか?

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