パワハラの知事から学ぶこと

なんか兵庫県の知事がニュースになってますが、この人から学べることもあります(笑)。

この人、いろいろ言われていますけど、基本中の基本がわかっていない人だなあと思うので、少し取り上げます。

この人、部下が挨拶しても無視することがあると言われています(嘘ではないのでしょうね、多分)。もう説明するまでもありませんが、完全にアウトです。

法的にどうのこうのという以前に、です。挨拶は基本中の基本で、挨拶を返さないとか、もう普通の企業なら誰も働かなくなるくらいの話。

挨拶がなぜ重要かというと、それが存在承認になるからです。部下がいることをとりあえず認める行為です。ほめるとかなんとかの以前の話。存在しているかどうかを認めるという話ですから。

認めてあげる行為というのは、モチベーションを高めようというときの、一番最初の段階にあるわけでして、これをすっ飛ばしてほかのことをやってもムダです。それくらい重要。

承認する、認めてあげる行為のスタートが挨拶です。これを無視するとかありえないわけです。県庁職員のやる気はダダ下がり間違いなし!

挨拶は、社員からされるのを待っている社長さんがいますが、逆ですよ、社長さんから挨拶すべきです。えー、なんで?自分の方がエラいのに!と思うなら、経営者失格です。社員に一生懸命働いて欲しいなら、自分から挨拶すべきです。

挨拶をするときには、名前を付けて挨拶しましょう。「○○さん、おはようございます」というのが原則です。「ございます」は抵抗があるなら、省略してもいいですが、可能な限り、丁寧にやりましょう。名前を呼ぶのは存在承認の最たるものだからです。

社員は認めて欲しいのです。存在を。まずそこからです。その後、人間としてどういう人かを認めて欲しいし、仕事ぶりや一生懸命さを認めて欲しい。それらを認めることが、やる気の根本原因になるわけです。ここがスタートです。

そういう意味において、部下の挨拶を無視するとか、ロボコン0点なんですよ。人の上に立つ器ではないと思います。

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