エクセルの互換ソフト

エクセルを使っていない会社というのは多分、ほとんどないと思われます。それくらい普及してますね。

このエクセルの使い方ですが、マクロなどを使っている会社はほとんど見たことないです。「ほとんど」はいらないかも。見たことないです。大企業は知りませんが。

もちろん、私がマクロを作ってお渡ししている会社さんは使ってますが、それぐらいでしょうか?

結論から言いますと、マクロをまるで使わないのであれば、新しいマイクロソフトオフィスを買う必要はないのではないかと思います。パソコンを買ったら付いてきた、というのならそのままでいいです。

では、買わない場合はどうするか、ということですが、互換ソフトがあります。無料です。今日はその話をします。

私のパソコンにも互換ソフトが入っています。マイクロソフトの製品は古いのしかないので、たまに開かなかったりします。そのときに互換ソフトを使っていました。

ところが、最近は本家本元は使わなくなってきて、最初から互換ソフトで済ますようになってきました。もう互換とは言わないかも。

私が使っているのは2種類あって、一つは「Libre office」、もうひとつは「FreeOffice2024」(Softmakerというドイツの会社が作っている)です。フリーオフィスの方は、単品の名前(エクセルに相当する商品)でいうと「Planmaker」です。

この二つ、一長一短でなかなかこちらがいいですとは言いにくいのですが、マクロをまったく使わず、昔のような見た目がいい(今のリボンとかではなく、エクセル97のような見た目)人はPlanmakerがいいでしょう。

マクロも使いたいということなら、Libreがいいと思います(完全互換とは言えないが)。Planmakerはマクロは使えないと思います。

内容的にはLibreがマイクロソフトのエクセルに近い感じというか、限りなく互換を追求している感じです。見た目は違いますけど。

どちらのソフトもよく出来ていて、普通に使うには支障ありません。エクセルはオフィス365でも無料で使えますし(お金を払えばマクロも使えたはず。マクロという言い方ではないですが)、マイクロソフトもあまり昔のような形でソフトを売ろうとは思っていないようです。どちらかというとOneDriveにお金を払ってほしいようで。

互換ソフトは昔は体裁が変わってしまうとか、Libreの場合は起動そのものが遅いとか(今でも早いとは言えないが)、いろいろあったのですが、今はほとんど問題ありません。少なくともウチで使っていて、大きな問題が発生したことはないです。

こういう状態ですので、もしわざわざマイクロソフトの製品を買おうと思うのであれば、一旦中止して、全社的にLibreとかPlanmakerに統一してしまってもいいんじゃないかと思います。

マクロに関しては、Libreは一応使えるようにはなっていますが、互換性は「?」です。複雑なマクロの場合、VisualBasicのような画面になって止まってしまうこともあります。

ということで、結論としては、マクロと無縁だったり、そもそもマクロって何?という方は無料の互換ソフトで十分すぎるほど十分です。

一方どうしてもマクロが必要で、他者とマクロ付のファイルをやり取りする、などの場合は、素直にマイクロソフトのものを買った方がいいでしょう。

ただ、中小企業の実情から考えると、繰り返しになりますが、マクロはほぼ使われていませんから、Libreとか、Planmakerで十分と思います。タダでダウンロードしてすぐ使えますから、試してみてはいかがでしょうか?何か純正ではないという感じがして心配な方もいらっしゃると思いますが、大丈夫ですよ。

ウチの現状としては、Libreが純正品で、エクセルが互換品のような扱いになりつつあります。ファイルによってはPlanmakerがいいときもあったりしますね。


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