11. 嘘or本当? 高槻市の議員は子供が大事と思ってる?
子ども達の生活を少しでも改善させていくには「政治の力」が不可欠ということで、まずは、高槻市政って、どんな仕組みで運営されているんかいな?
それはね、市長が決断したことを「市役所の職員」が実行してくれる仕組みだよ。
と、お伝えしました。
そして、市長の方針に反対だった場合、直接的に「それはおかしいで~、市長さん」と物申せる人は「高槻市の議員さんたち」なんだよ~、というお話でした。
因みに、議会では話し合いの結果「議決」などという「市のルール決定システム」があって、
そこでは、議員さんたちが「市のルールに賛成したり、反対したり、はたまたルールを変えたり」することもできるんです。
それでは、高槻市民が選んだ高槻市の議員さんたちは、どうなんでしょうか?
「子育て政策」に対して本気の政策を考えてくれる人たちなのでしょうか?
調べてみました☆
さて、問題です。
ぜひとも、答えを当ててみてください。
問題
令和5年 4月に高槻市の議員さんを決める選挙がありました。
その選挙では、34人の議員さんが選ばれました。
34人のうちで、「子どもへの政策」を選挙公報で謳った議員は何人でしょう?
A. 24人
B. 18人
C. 6人
答え
A の24人です。
つまり。
高槻市の現職・議員さんのうち、70%が「子どもの政策」を掲げて、当選したのです。
これ、かなり多くないですか!?
だけどね、「子育て」っちゅうても、色々問題は山ずみ。
学童について、ピンポイントで問題視してくれたのは、この人たちだけだったのさ。
「学童の改善」を謳った議員は何人?
24名のうち、特に「学童」の改善を謳った現職・議員さんは、何人だと思いますか?
答え:6名。
一気に少なくなるでしょう?
このうちで、ただ謳うだけじゃなくて、実際に議会で声をあげてくれる議員さんとなると、もう0人か1人か、というレベル・・・。
実際、現職・議員さんにお尋ねして聞いた声では、
学童について、過去の「議事録に、ほとんど(議員が声をあげている)記載がない」
とのこと。 _| ̄|○
ともあれ、未来への希望を失うわけにはいきません。子どもたちの人生がかかってますからね!
誰が、学童問題を公約に掲げてくれたのか、一応、紹介しますね。
学童改善を公約に掲げた 高槻市 現職 議員
選挙公報に謳われていた内容の中で、学童と保育園に関するものだけをピックアップし、議員さんのお名前も掲載させて頂きます。
※学童と保育園以外のことも掲げていらっしゃいますので、全体として掲げている内容は、各議員さんのHPなどで確認してくださいね。
まずは、日本共産党の議員団。
皆さん、次の2項目を掲げていらっしゃいました。
1. 保育士を増やし保育の充実を
2. 学童保育を増やし待機児をなくします
で、議員さんは、こちらの3人。皆さん、女性ですね。
中村れい子さん
きよた純子さん
出町ゆかりさん
4人目は、
学童保育の充実に努め、待機児童対策など課題解決を図ります。
という公約を掲げていたのが、無所属の平田裕也さん。
5人目は、
『小学生の放課後などの居場所づくり』ということで、具体的には
子どもたちが安心して過ごせる放課後や長期休みの居場所づくりのために「小学校の校庭開放事業」や「学童保育の充実」に取り組みます。
という公約を掲げていたのが、
大阪維新の会の公認候補:竹中健さん。
6人目は、
『「こどもが元気」なまちに!』ということで、
長期休暇時の学童保育へのランチ宅配サービス実現を!
という公約を掲げていたのが、
立件民主党の公認候補:もりもと信之さん。
学童改善の公約 現役小学生ママの感想
「公約は守られてこそ意味を成す」ということは、大前提ではありますが、
とりあえず、働く母親目線で、まずは公約についての感想を
述べたいと思います。(笑)。
あくまで、個人的感想です。
共産党さんが言う「保育士の増加」「学童保育の増加(待機児童をなくす)」は、誰が言わなくても、多分、国民に求められているのは『火を見るよりも明らか』かと思います。
これ実現したら、皆ハッピーと思うんだけど、なんで実現しないんだろう?
実現しても、自分の支持者が増えないのか、もしくは、支持者が増えたとしても、どこかのお偉いさんに嫌われて損しちゃうのか・・・?
平田ゆうやさんの公約も、共産党さんと同じ感想。
竹中健さんの公約については、「放課後や夏休みの居場所づくり」の選択肢の一つとして『学童』と位置付けられているように感じられました。
これ、個人的には、ちょっとひっかかるんですよね。
学童に行く子どもたちにとって、『学童』って、習い事に行く、というような複数の選択肢の中から選ぶ選択とは違うから。
でも、世の中の大人達にとっては、きっと「学童に行かせることを選んでるんでしょ」って思われていることは、日本に引っ越して来てからひしひしと感じる。(※実は、筆者はヨーロッパ帰りです。)
保育園は、生活の場。
乳児・幼児にとっての「第2のおうち」と意識づけしている保育士の先生方には、日本でも、それなりに出逢います。
だけど、なんで学童は、小学生にとって「第2のおうち」だと認識されないんでしょうか?
6人目のもりもと信之さんの公約「長期休暇時の学童保育へのランチ宅配サービス実現を!」
これ、個人的には大ヒット!!!
ぜひ、実現してほしいですね~。
ちなみに、ヨーロッパでは「学童にお弁当を持って行くことはありません」。
金額にもよりますが、法外な値段でなければ、有償でもランチを出してくれたら助かる親は多いと思う。
まあ、余裕がある中でお仕事を悠々自適に楽しんでいらっしゃるお母様はいいかもしれませんが、大多数の働くお母さんは、金銭的にも時間的にも余裕がない生活をカツカツで綱渡りしながら、ぜ~ぜ~言って、回してる生活状況と思います。
自分のご飯も、ままならない中で、「何日からお弁当だっけ?」というプレッシャーと。
たまに、長期休暇じゃなくても、「明日、学童お弁当」って、前の晩に子どもに言われても、冷蔵庫に何もないことに気づいて、眠れない日もある。(実は、疲れて寝落ちはするんだけどね(笑)、眠れない心境って意味です。)
高槻市議会で「学童問題」は議題になっているのか?
「子育て」について、公約に掲げたら、子育て世代は投票するでしょうよ。
今のトレンドだもの。
でも、当選したあと、本当に公約で謳っていたようなこと、議会で議論されているんでしょうか?
次回の記事では、3月の本会議の答弁について、傍聴に行ってきたので、お話したいと思います!
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