昨日は、高槻市の学童の基準が、国の基準よりも大幅に低い基準になっていて、「実際に、その最低基準レベルで運営されている学童が多い」っていうリアルな話をしました。
で、国の基準に対して「でも高槻市は、基準を下げます」という事を『市長が認める』と「高槻市の条例」(高槻市児童福祉法に基づく事業及び施設に関する基準を定める条例)に書かれているわけなんですね。
なんだけどぉ~、高槻市の濱田市長は、2023年の四月に4期目の再当選を果たしたあと(13年目の高槻市の市長です)、議会でこんな市政運営方針を打ち出しているんです。
視聴令和 5年 第3回定例会(第1日 6月21日)の議事録から抜粋
早速、まずは、演説の最後から。
濱田市長は、「高槻市を日本を引っ張っていく都市にしたい」と思っているのかな~?
今、少子化対策が騒がれている中で、学童について「日本の基準を守ろう」という姿勢もないのに、「高槻市を日本に影響力のある都市にしよう」って、個人的にはすごい矛盾を感じるんですが、読者さんは、この筋道が理解できますか?
『次世代への積極投資』
謳ってくれるのはいいんだけどね、
「今、必要なところから始めて(お願い・・・)」そして、「本当に、投資が結実しているのか? 実行した後には必ず実態を追跡調査して修正を繰り返して(切実に望む!)」
というのは、私の個人的なボヤキなんだけれども。
いずれにしてもね、これまで13年も市長をしてきたわけだから、市長が「こうしたい」と思っていることが本当にあるなら、それって、既にある程度、実現してるんじゃないのかなぁって思うんですよ。
ん~、じゃあ、濱田市長のいう『次世代への積極投資』とは、果たして何のことを言っているのか?
投資したうえで、「どんな未来の市民生活」を思い描いているのか?
「次世代への積極投資」の中身について、続きをご紹介します。
濱田市長が構想する「次世代への積極投資」の具体的な計画の中に学童が含まれているのは、ホッと胸を撫でおろしますが、でも、その中身はなんと「民間学童にまるなげ~」という考えなのが伝わってきませんか(笑)?
実はこれ、高槻市の学童部門「子ども未来課」への問い合わせで、私が痛感したのと一致する内容なんです。
市役所の窓口で、市立学童の窮状を訴え、「市は、この実態を、そもそも知っているのか? 今後の学童運営の方向性をどう考えているのか?」と粘ったときも、「民間学童が増えることで 問題が解消されていったらいいな」的な回答を繰り返され・・・泣きをみました。
「市が運営する公立学童を改善していく」ということは、考えたこともないのだ、と感じた次第です・・・。
でもね!
「市民はどうか?」というと、実は、高槻市議会報告の中で「市立学童へのニーズが高い」と報告されているんですよ。
⇑ これ、明日の記事でお話しますね!
お楽しみに!