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理想はあれど存在はせず

手帳についてアレコレ考えている。
8月も半ばから ずーっと考えているのに現段階で購入した来年の手帳はゼロ。ゼロなのである。何故?

ネットで情報を見たり webshopをチェックしたり 実際に文房具店にも足を運んだりしたのだが 未だゼロという状態である。
信じられん。毎年ウワー!! となって そんなにいらんだろ!! というほど買ってしまうというのに。

慎重になっているのだと 肯定的に捉えたい。
たぶん 机の上における手帳の分量をどうにかしたいという気持ちが働いているのだと思う。

手帳の稼働率というのは いかに開いておくかに比例していると感じている。
基本的に脳直な性格なので 見えるところにあるものに書きつける習性があるため 閉じて並べておくと面倒になったり 開いた頃には忘れていたりするので書かなくなる。

となると サイズは小さいほうが良いということになるのだが あまりに小さいとメモのみになってしまう。
小さいノートも色々試してきたが あれこれ書きつけるには パスポートサイズは小さすぎる。文字が大きいこともあって あっという間に使いきってしまう。
理想的なのはB6変形だとわかってきたのだが 相性の良い紙が見付からずにいるというところだ。

ダイゴーの isshoniからB6スリムのデイログが発売されたので とても気になったのだが これも紙がどうにも気になる。
isshoniシリーズのB6ノートを使用したことがあるのだが 表紙のポリプロピレンの影響なのか 紙自体がそうなのか 筆記した時に「硬い」という感触がある。万年筆の抜けもなく使いやすい紙だと思うが 硬さがどうも気になってしまった。
実物を見たところ 中はINDEX 3ヶ月分の空欄マンスリー そして2.5mm方眼のノートという構成になっていた。ナンバリングもされているので使いやすそうさはヒシヒシと伝わってくる。
気になったのは2.5mm方眼が破線罫線で主張が強めなところだ。以前使っていたisshoniシリーズマンスリーと同じ仕様なのだと思う。
ううーむ どうしよう。悪くはないが コレだ! という決め手に欠ける。

満たされない気持ちがあるのは 自分の好みがわかってきて 燦然と輝く理想像があるからだ。
それは スタロジーの1/2イヤーズノートでB6変形 かつ 3〜4mm方眼 というものだ。
万年筆はFぐらいまでなら問題なく使えるし 紙質は薄く 柔らかめの受け止めがある。この書き心地が今のところ一番好きだ。
大きさでいえば B6の縦でA6の横ぐらいで良い(MDノートの新書ぐらい) 。B6もA6も試してみたが 帯に短かし襷に長しといった具合で満たされなかった。
そして方眼のサイズなのだが 何故かA5だけが4mmという謎がある。最初から4mmが無いならまだしも 4mmがあり A5という大きめのサイズに使用しているのなら 小さいノートにこそ需要があるのでは!? と思わずにはいられない。
本当は3.5mmぐらいが好きなのだが 5mmによりは圧倒的に4mmのほうが良い。良いんだよなぁ!!

いや わかっている 我儘なのだ。我儘でしかないのだ。
だがしかし 求めるものに近い姿があるが故に追求したくなるのだ。究極というものを。

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