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丁度良いノートを探して迷走している
ここのところ延々と、どうでも良いことで悩んでいる。
悩んでいるというよりは、決断を下せないでいるといったほうが正しい気もする。凡そこれだろう! と思っているのに、もしかしたら他に良いものがあるかも……と決断できなくている。
スクラップノートを作りたいが、台紙となるノートはどれが適切なのか。
これの決断ができずにいる。優柔不断が過ぎると思いながらも、2年ぐらい悶々としているのではないだろうか。いささか長すぎる。そろそろ決断したい。引きのばす意味が全くないどころか、さっさと始めたほうが有用だ。
何故こんなに悶々としているのか。考えているスクラップノートとはどういうものなのか。それをダラダラと書いていこうと思う。書いたことにより客観性を持てるということもあろう。
考えているスクラップノートというものはどんなものであるのか。
そのまま文字の通り、なんでも切り貼りできるノートということだ。特別なことはない。ただそれだけのことである。「ほぼ日手帳」で検索すれば出てくる、チケットを貼ったり、成分表を貼ったり、包装紙を貼ったりといった使い方のことだ。つまり、どんな手帳でもノートでもできるものである。
それならそのようにほぼ日手帳を使えばいいじゃないの、となるが、そうはいかない。そこが悩みの種なのだ。
諸々貼られたほぼ日手帳を見るとわかるが、綴じ手帳(ノート)に貼っていくと原型を留めないぐらいにパンパンに膨らんでしまう。綴じ枚数が多ければ多いほど膨張していくので、後半はかなり使いにくいだろうなと思われる。スクラップノートを作ろうとしている癖に、基本的にはシールを数枚貼ったボコボコすら好まない質なので、ああなってしまったらきっと付き合えない。そして何より置き場に困る。片付けは上手くないのだ。
それに、ほぼ日手帳のような「良い紙」が使われているのも抵抗がある。何せスクラップがしたいのである。書かないのに良い紙のノートを使うというのはなんだか勿体無い気がしてならない。ツルツルスベスベよりも、ザラッとしているぐらいのほうが貼るのに都合が良さそうな気がしている。
そしてサイズ感。ほぼ日手帳のオリジナルは文庫サイズだ。自分の性格上、片面しか使わないと思われるので文庫サイズでは少々小さい。A5〜B6ぐらいが理想的な大きさなのではないかと思われる。個人的にB6が一番好みの大きさなので、文庫よりは大きくA5よりは小さいのが良い。
方眼なのはスクラップには向いている。が、ドット方眼のほうが目立たないのでより良い。無地でもいいが、横罫は何故かストレスを感じるので避けたい。
ここまでを纏めると以下のようなことがわかってくる。
綴じノートではない。または、薄いノート。
紙質は悪いほうが罪悪感がなくて良い。
サイズはB6前後。
ドット方眼 > 方眼 > 無地
この条件に当てはまりそうなところでいくと、100均のリングノートが候補としてでてくる。
のだが、紙の変色が激しいということが発覚した。ダイソーから販売されているダブルリングノートを2021年に購入したのだが、今見てみると焼けたように変色していた。書いた文字も滲んでいるのがわかる。長期保存どころか、3年ほどでも厳しい。
入手しやすさや価格帯としては申し分無いが、これだけ変化してしまうといろいろと心配になる。これを踏まえると、100均よりは多少良い紙質が求められる。
同時期に購入し、同じところに保管していた無印良品のダブルリングノートは変色していない。こちらはドット方眼で、スクラップする時の目印になりそうなこともあって、悪くはない。
気になる点としては、表紙についているゴムが悪くなりそうな気配が濃厚ということだ。今現在でも少々トロンとした雰囲気なのだが、これは購入時からこんな感じだっただろうか。
以前にセリアでロルバーンもどきノートを購入したことがあるが、これはすぐにゴムがダメになった。ゴムをとるとハトメが残る仕様なのも気に入らないところであったが、本家ロルバーンはどうなのだろう。古いロルバーンは持っていないので確認することはできないのだが。
ロルバーンが出てきたころで、絞りきれない候補を挙げてみよう。
ロルバーン Lサイズ
トラベラーズノート レギュラーサイズ
MDノートライト 新書
カ.クリエ
測量野帳
システム手帳
如何に絞れていないのかがおわかりいただけるだろうか。
入手しやすさでいうと、ロルバーンが圧倒的だ。次にトラベラーズノート、MDノート、システム手帳と続く。カ.クリエと測量野帳は扱っていた店の店頭から消えていたので、品切れなだけなのか、扱いをやめたのかは不明だ。ここに無印のダブルリングノートを加えるとすると、トラベラーズノートと同着ぐらいとなる。田舎というのは色々なものにアクセスが難しい。
現在の筆頭候補なのはロルバーンだ。入手のしやすさとポケットがついている点が良い。気になるのはゴムの劣化具合と枚数の多さと規格が独特であるのと価格帯だろうか。
枚数についてはリングなので、綴じノートよりは余裕があるのではないかと思う。リングリムーバーを使えば紙の移動もできるので、枚数調整もできるだろう。
規格が独特というのは、サイズもだが穴にも関わってくる。一般的に売られているルーズリーフとは穴の間隔が少々違うので併用はできないところに注意が必要だ。まあ、併用の予定は今のところない。
トラベラーズノートとMDノートライトは価格帯が手頃というのが良いところだが、紙が良すぎるという難点がある。ノートにおいて紙が良いというのは長所であるのだが、スクラップするには勿体無い。
薄いという点はかなり良さそうであるし、大きさ的にも丁度良いのではないかと思うのだが、紙の良さは書いてこそだと思ってしまう。先入観を捨てられるかどうかの問題かもしれない。
カ.クリエと測量野帳は紙の質が丁度良い。悪いというのは語弊があるが万年筆ユーザーとしては選ばない紙質だ。カ.クリエについては万年筆対応のものもあるような記事を読んだ気もする。測量野帳は罫線がインクを弾いてしまうし、抜けるしといった具合だ。
大きさも申し分ないが入手方法が前途多難というところではある。入手のアテが近くにないのは痛い。
システム手帳が一番融通がきくように思えるが、ある程度綴じてあるほうが時系列があるので良いのではないかと考えている。ジャンルを考えていない場合、時系列があるほうがストレスがなさそうだ。
更に欲をいうなら、すぐに廃番になってしまうものは避けたい。
候補にあげたものはどれもロングセラーなので問題はないが、慣れた頃になくなってしまうのが一番痛いので、ここは外せないところだ。
先にも書いたように、片付けが苦手なのでサイズが揃っているほうが保管しやすくて助かるというのもある。
といった具合に、ある程度は絞っているが、絞りきれずにいる。
さて、どれにしたものか。
悩ましいままに夜が更けていくのだった。