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オンラインインターハイ開催しませんか?

衝撃的なニュースでした。1963年から毎年開催されてきた夏の全国高校総体(インターハイ)が史上初の中止となりました。インターハイにかける想いは人それぞれだと思います。しかし、高校スポーツ漫画や実体験を通じて感じてると思いますが中止という事実が与える影響は大きいと思います。

インターハイの中止が決まった今、多くの人が自分は何ができるか考えていると思います。そこで私が提案したいのが『オンラインインターハイ』です。

オンラインインターハイは文字どおりのプロセスをオンライン化したインターハイです。ルールと座組について考えてみました。そんなにオンラインっぽくないですがこのタイトルの方がみんな見てくれるかなって思ってこのタイトルにしました。まあ名前はどうでもいいです。

なお自分が経験した競技である「バスケットボール」を例に出して考えてみたので他の競技の方は参考にしてみてください。私は宮城、愛知、東京でバスケをしていたのでインターハイ予選の仕組みが各県で違うのもわかりますし、インターハイも3回出たのである程度理解してる方だと思います。

まず前提条件として

7月頃には無観客試合はできる状況(雰囲気)である。

これは最低限、実際に試合をすることができる状況でないと実現しません。1つの会場で複数の学校が集まって試合をすることはありませんが、試合はできないと意味がありません。なのでこれまでのレギュレーション(規定)とは大きく異なる部分もありますがあらかじめご了承ください。

オンラインインターハイ特設サイトを作ってエントリーします。学校名とメンバー表を入力します。エントリーが完了した学校から、地区にわけ、その中で試合数がほぼ同じになり、一番近い学校同士で戦うようにアルゴリズムから作成した予選のトーナメント表を出します。

対戦校が決まったら対戦校同士でチャットで連絡を取り合い”期間内”で試合日時のスケジュールを決めます。試合会場はネットで抽選した学校がホームの権利となります。なお期間内に開催が難しい場合は選ばれなかった学校側でも開催できます。日時が決まると、事前に有志で集まった審判の人に通知がいきます。登録してもらった審判の人は距離や日時から応募をしてマッチしたらその試合は一覧から消えます。

ホーム&アウェイの利点はありますが、この状況では我儘は言えません。実際の予選も高校の体育館でもしますので、ここでは議論の余地はありません。私の母校も予選の会場校でした。

エントリーが4000校の場合、総試合数は3999回。2の12乗が4096なので12回勝つと優勝となります。1日1試合であれば単純計算で12日でできます。

もちろん、地区を越えて全国となれば県を越えたりすると移動が必要なので毎日というわけにはいきません。しかし、知らない人の為に言うと予選ではダブルヘッダーの日もありましたし、連日試合もしてました。

なのでオンラインインターハイの期間は1ヶ月にしようと思います。30日間で全国で12回戦し、優勝校を決めようと言う取り組みです。

また男子だと福岡など同地区に強豪校がいたり、女子でも圧倒的に強い高校が近隣にあって、実力差がありすぎて試合したくないから、シード校制度などの意見もありますが、そこまでを短期間で考えるのは感覚値も入るので難しいです。なので完全トーナメントにしてリベンジはウィンターカップでしましょう。

ちなみ昨年度のインターハイ予選をベースにした組み合わせも考えたのですが、地区予選がある県や東京などない県もありますし、北海道や沖縄、離島のある県など、いろいろな複雑性もあるのでトーナメントで統一することにしました。しかも昨年度のレギュレーションとでは日程が全然違うのと関東や関西、九州などの単位でもシステムが違うのでこの方式にしました。

また全国とはいっても距離優先になるので、東西から順にトーナメントして、中心に集まるように試合してベスト8から中立一ヶ所にする方が良いのでは?と頭の中でシュミレーションしました。

つまり、九州チャンピオンvs中国・四国チャンピオンと北海道チャンピオンvs東北チャンピオンが先にやるみたいな形です。ここも学校数と距離範囲数の計算が必要かもしれませんが一旦おいときます。

開催にあたって

用意するもの
・公式球(moltenさんにお願い)
・特設サイト(クラウドファンディング)
・エントリーサイト(エントリーフォーム記入)
 →学校名、メンバー表(選手15名)集合写真
・プログラムサイト(ルール記載)
 →トーナメント表、対戦結果票など
・審判登録サイト
・オンライン表彰状とか粋なやつ
・その他たくさん

理想は登録した学校と個人データに対して、対戦カードごとに用意されたページに、オフィシャルが当日のスコア記入もタブレットを通じて、個人のスタッツと試合結果を入力します。情報伝達も早いと思いますし、個人のランキングもチームのランキングも一覧で見ることができます。

ホームとして開催する高校側は試合の準備をします。ルールとして、コートアップ時間は40分とします。会場入りは90分前を設定します。基本的に性善説に基づきやります。試合も基本は公式ルールでやります。

リスクを避けたいので、距離優先でトーナメントを組み、試合も観客を禁止とします。そのかわり映像を毎試合撮影をし、現地の高校生協力のもと試合を撮影(できれば上から)無理ならなるべく高めの位置から三脚固定で撮影をしてもらいます。そのデータをアップロードしてもらいます。7回戦からは撮影スタッフが入りライブ配信をします。

約4000試合がYouTubeなどで見れて、7回戦からは特設サイトで見れます。万が一の観客を巻き込んだパンデミックを避ける為に全試合観客なしのオンライン観戦のみにします。スポーツブルさんの「インハイTV」やサイバーエージェントさんのAbemaTVで配信お願いします。

審判団の謝礼(交通費など)や運営スタッフ陣のお金はクラウドファンディング、パートナースポンサーが主な財源とします。運営費や運営手伝ってくれる方々の人件費となります。当然、儲ける気は1ミリもないです。もし利益が出た場合は全て寄付します。

高校の負担は、自分たちの交通費と諸々の経費です。そしてエントリー費用として1校あたり10,000円を貰います。「なんで金取るんだ!!!」って文句言わないで下さい。これは保険に使います。払った方も受け取った方も含めて、何かあった時、誰が責任を取るのか、誰がそのお金を負担するのか考えてください。

私は1度バスケイベントを企画して有明コロシアムを借りて開催しようとしました。イベント当日、2014年2月8日に43年ぶりの大雪で中止となり900万の借金を背負いました。当時、私は大学生2年生でした。しかし、万が一自然災害によって中止になる可能性もあると思い、40万以上を実費で支払って保険に入ってたのでなんとか救われました。

もしかわいそうなら母校のために皆さんが募って払いましょう。OBに募れば1人数百円でも可能です。なんならあなた1人でも払えます。文句言わないでください。無料には絶対にしません。これは自分のポリシーです。今の時代、何が起きるのかわからないのは今回でわかりましたよね。

とはいえ地区予選を勝ち抜いたチームには全国となれば移動費や宿泊費、食費など様々な経費はかかります。高校生応援サイトでクラウドファンディングを用意して、ホテルや交通費を負担したり、ライブ配信などを充実して親御さんや地方の同級生たちに届く体制に使いたいですね。映像があれば大学やプロの監督、コーチたちも見ると思います。母校の結果や試合も見れます。試合の映像とデータが推薦やスカウトにも使われると思います。

このオンラインインターハイは深夜にパッと思いつきで書いたのでこれくらいしか書けませんでしたが、地区の分け方(沖縄の人や離島まで計算すると難しい)や運営体制、レギュレーションなど細かいところは当然ながら、特設サイトの制作と仕様、せっかくならカッコよくしたいからデザイナー、そしてウィルス対策、衛生から怪我の対処(トレーナーを全国に配置)など、やらなければいけない事は山積みです。人材集めから組織作りまで必要です。今ならZoomなどでミーティングしながら進めるしかないですね。

あともしやるならBリーガーのみんなにも協力してほしい。特に同世代の君たち!!私は自分の会社のことがあるのでどこまでやれるかはわかりませんが、表に立ってやりたくないので、オフシーズンですしプロ選手たちが表に立ってやってほしい。プロ選手としての姿を見せて欲しい。自分は裏方で協力は絶対します。

各県の出身(or高校)Bリーグの選手が地区のアンバサダーになってやるのもいいし、地区の決勝は地元のプロチームが運営手伝うとかもバスケ界の嬉しいムーブメントですね。

こうゆうのは「インターハイ中止になって残念、何かしたい」で終わってしまいます。高校生という共通体験、バスケというワード、そしてインターハイ。業界超えてOne Teamにならないと何もできません。

私が時価総額1兆円の会社の社長じゃ(まだ)ないので、お金ポンッと出して10万人動員とかできないのは悔しいですが、今できることとして「オンラインインターハイ」を考えてみました。

他の競技も考えてみたんですが、自分が経験してないのでイメージがつかなかったので、書けませんでした。他の競技にももし参考になれば嬉しいです。そして「オンラインインターハイ」賛同いただけたら拡散、行動起こしたい人いたら動きましょう。もしメディアが世間が動いたら、きっと次のフェーズに行けるのかなと思ってます。


追伸:仕事の自己紹介でいつもインターハイ3回、センター試験3回出場と言っています。インターハイ中止なんて悲しいですよね。





あと最後にお節介

高校生へ:先生の言うことは聞かなくてもいいけど言い訳せず勉強はしとこう。授業じゃなくてもいいから何かを学ぼう。偏差値28から77になった私の言葉を信じてほしい。世界が変わるから。大学をいく理由を考えよう。世の中のタイミング的に気づいていると思うけど君たちはこれまでとは違う状況だ。行かない選択肢もある。大学や専門学校に行くことはゴールではない。本当にやりたいことができる場所がそこにあるなら行こう。やりたいことを見つけにいくのが大学だと思ったらその時代はもう終わった。今の自分の選択が人生に大きな影響を与えることになる。

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橋本 貴智
自分にしか発信できない、スポーツに関わる全ての方にとって役立つ情報をGiveし続けたいと思います。