つまみ食いの危うさ
おはようございます!
「安全のために」
ヘッドギアを使わなくなったそうです。
リオ・オリンピックの男子ボクシング
からのことです。
ギアをつけることの危険性が
いくつか挙げられていました。
パンチドランカーの原因となる
小刻みなパンチをもらい続けてしまう。
的となる顔が大きくなり、あてやすくなる。
視界が悪くなり、パンチをよけにくくなる。
あてられてもダメージが少ないと思い、
避けることをしなくなる。等など、
確かにと思われる理由が並んでいます。
ただし、微妙な判断のようで、
力の弱い女子ボクシングでは
外傷を避けるためにギアをつけています。
科学的なことはまだわかりませんが、
おそらくどちらもあるのだろう
と私は思います。
ギアをつけた時の安全の保ち方と
ギアをつけない時の安全の保ち方と
両方があり、
それぞれに
気を付けなければならないこと
があるのだと思います。
ギアをつけた時に、
絶対にしてはならないこと。
ギアをつけていない時に、
絶対してはならないこと。
それぞれの有効性をとるならば、
それぞれにタブーがあるはずです。
良いとこのつまみ食いはできない
それぞれの体系とでもいうもの
があるはずです。
そういうことは、他にもあります。
サッカーの守備的な作戦と
攻撃的な作戦にもありそうです。
経営にもあります。
出入り自由の組織と
そうでない共同体的な組織。
宗教にもあると聞きます。
怠け者も含めて
全ての人を救うとした宗教と
精進・努力をしたものだけが
救われるとした宗教。
それぞれにやり方は存在するけれども、
それぞれのやり方には長所と欠点があり、
長所をとるためには、
欠点を抑えるための
タブーやリミッターがあるはずです。
その両方を包括的に取り入れなければ
成立しません。
良いとこ取りや
一部を比較することの限界があります。
物事を見る時には、
包括的にアプローチしたい。
今日もよろしくお願いします。
安島