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Photo by
bxl_angie
巣立ちのひな鳥
おはようございます。
親元を離れた鳥が餌をとろうとしています。
むき身の弱々しい芋虫が
一所懸命逃げています。
鳥にとっては絶好のチャンスです。
鳥は余裕で芋虫をくちばしでつつける距離で、
あとはついばんで食べるだけです。
ところが、鳥はくちばしを開けたまま、
ついばみません。
芋虫がゆっくりと逃げます。
鳥は一歩二歩と近づきながら
やはりくちばしを開けたままです。
何故食べないのかと
不思議に思いましたが、
分かりました。
ひな鳥は、親が餌を持ってきて、
自分は口を開けているだけで良かったのです。
開けた口の中に
親が餌を入れてくれたからです。
だから自分が芋虫を追いかける時も、
口を開けたまま追いかけているのです。
餌は自分でついばまなければ
食べられないことをまだ知らないのです。
へーっとおもいながら、
自分もこのようなことしていないかと
ドキッとしました。
今日もよろしくお願いします。
安島