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声優オタクが推し目当てに舞台を見に行った話

ある日Twitterを見ていると、推し(山根綺)が舞台に出るとの情報を手にした私
その舞台の名前は『戦国送球 バトルガールズ


昔、ハンドボール部に入ってキーパーをやっていたこともありますが、何より推しの舞台出演と言う事で、いてもてもたってもいられなくなり最前のS席を購入し、その日を待ちわびていました。

結論から言うと、推しはハンドボールも日本刀も持たずで本当に賑やかしのゲスト枠って感じだったんですけどもそんなことどうでもいいってなるぐらい盛り上がれました。

舞台を見た感想

私は舞台を見に行ったのはこれが初めてなので、どれくらいの規模で、どんなに凄いのかと言うのは本当に分からないんですけど、演者皆さんの声の入れ方、入れ替わる立ち位置、服装、役割、そして何より自由なアドリブ等の舞台というステージの面白さに感動しました。
自分は朗読劇や音楽ライブにはそれなりに行っているんですが、そこだと動きはあってもダンスとしてだったり、声の演技を盛り上げるための振りがあったりするぐらいなので、舞台というステージで躍動感溢れる演技を直で浴びたら感動してしまって……
というか初っ端から思ったんですが、一瞬で暗闇に包まれて、瞬時に次のシーンが出来上がってるの凄くないですか? 舞台なら当たり前のことなのかもしれないけど、初見の自分にとっては本当に何も見えなくなって、光が見えたら皆さんの準備が整っていて。舞台側からは何かしら目印があるのかなとは思うんですけど、こっちからしたら本当に何も見えない状態からいきなりスタートだったので、演技云々って前に舞台というステージに驚きました。

ハンドボールの話をすると、シュート、パス回し等、あの人数がいて今回のステージの大きさでは表現するのがかなり難しかったんじゃないかなと思います。(ハンドボールなんて見たことも無い演者さんも多いだろうし)
そんな中でも綺麗に跳んで、パス回して、動いて、とても素晴らしかったです。千秋楽を見に行った時は当日券買って、真ん中の席から見ていたので皆さんのシュートフォームやブロックがしっかりと見えました。

殺陣。殺陣なんですけどほんとーに美しかったです。日本刀って存在、形状そのものが美しくて大好きで、日本刀そのものを見るのも大好きなんですけど、それを使ったアクションシーンは見応えあります。
これ後でも触れるんですけど、中でも小早川春陽(小早川秀秋)役の浜浦彩乃さんの二刀流が本当に好きで好きで堪らないって感じになりました。
イケメン(女性)が長物を2本持って華麗に振り回してるだけで見る価値ありましたありがとうございます。既に記憶が定かではないし、殺陣のシーンじゃないですけど、刀を手放して空中で掴むの大好きです。かっこいい。

今回の公演で気になった人

(正直全員分感想ぶん投げようかとも思いましたがあまりにも長くなりすぎるので3人の方を選出しました。)

浜浦彩乃 さん (as.小早川春陽)

この人。今回の公演通して1番印象深い。
なんでかなーって理由を考えてみると、まずキャラクターとして、どこか言い回しが軽いタイプなんですよね。なんというか気さくな感じというか。多分そういうキャラクターの時点で好き。
殺陣のシーンだと、序盤の対三成と、決勝戦での1対複数のシーンが印象深いです。
対三成は、服装、対戦相手、実力差どれをとっても良さ味が深い。特に、あんまり声を荒らげない秀秋が三成に対し『話のわかんねぇ野郎だなぁ!』と叫んだりするので貴重な大好物を摂取できます。(この辺は女性になった故の言葉遣いの変化なのか、これ以降聴かなかったような気がする)
決勝戦はなんと言っても春陽無双。なんだあれ。やってる事、東の海編のゾロですよあんなん。
正面からただただ強いキャラが好きな自分にとってまさに最高のシチュエーション。最終的には希望に切られてしまう訳ではありますが、それも含めて、最強だけど無敵じゃないって所が感じられて好きです。

今の今までずっと春陽のキャラクターを語ってますけども、それを考えた上で演者の浜浦彩乃さんの何に惹かれたかと言うと、1番は『声の演技』です。
浜浦さん素晴らしかったです。めちゃくちゃキャラにあってる。文字に表せないんですけどあの語尾が少し上がる感じ(?)が爽やかさを感じさせてくれました。個人的好きポイントは『やぁ』のシーンと『俺はスチーマーというものを買ったぞ』です。
爽やかイケメンから出る『やぁ』は刺激が強すぎる。死人が出るぞ。
スチーマーのシーンは現代にちゃんと馴染みつつある所が感じられて好きです。(まあアドリブらしいので本来の構想としてはどの程度馴染んでるのかは分かりませんが……)それとセリフの最期に(ドヤァ)が付いてる言い方ですよアレ。可愛いですね。

あと!ブロマイド買いました! 今見返すと傘持ってるやつもいいなぁ〜ってなってるので事後物販にも手を出すかも……

終電逃すまで呑んでた

後藤萌咲さん (as.直江雪)

安土桃山って言わば敵役なんですけど、それ故にシリアスなシーンも多く(もちろんコミカルなところもありますが)練習試合前半は戦国モードとかもないので、関ヶ原よりハンドボールしてるって感じがして見ていて気持ちよかったです。中でも後藤さんが舞台中で1番ハンドボールの試合を感じさせてくれました。実際の試合中でも、『ポスト入るよー』とか『〇番来る』って声は出していたので、試合中のそういった掛け声が聞けて、ハンドボールやってた立場からしてとても嬉しい気持ちになりました。パス回し中にボールを落としたときなんかも、『ドンマイドンマイ!』って感じの声がかかるのも良きでした。
(公演終了後、掛け声は台本に含まれていないと聞いて本当に好きになりました。ありがとうございます。)

あとこれ言っちゃ元も子もないよって感じなんですけど、あの身長とあのお顔の良さはヤバいですね。否が応でも舞台中目で追わされてしまいます。

もちろん買った

林千浪さん (as.石田光)

この人はマジで迫力ダンチでした。演技、殺陣、声全てにおいて、圧倒的石田光を十全に魅せつけてくれました。特にエンジンの時の『あ゛ぁ゛つ゛ちもも゛やまァァ!』(文字起こしが絶望的に下手)とか『殺される前に殺せ!』とか治安の悪い濁点の入った低い声と迫力、素晴らしかったです。
そして、その迫力が素晴らしいが故に小早川を見逃す時のお声とのギャップにより大きな振り幅が生まれてました……

殺陣のシーンだと、余裕綽々で5〜6人切り結びゴールを決めるシーンと、千佳に切られた後に、地面に寝転がって笑う所が好きです。終演後のトークコーナーで、そのシーンで光は笑ってるとの情報を手にしたので、千秋楽はめっちゃそのタイミングに集中してました。その結果、無事に何処か満足げな『ははっ……』を聴くことが出来ました。満足。


安土桃山の人達までしか書けねぇ

まあ今回は舞台見に行ってたのしかったっていう話なので、時間見つけて個別に書きます。✏️


まとめ

最初はハンドボールと殺陣ってどうなのよって立場でして、正直期待もしてませんでした。最悪推しのユニフォーム姿を拝めれば……とも思っていたのに、観る前からユニフォームは着ないと言う情報まで掴んでしまい、このチケットどうするかとも思いました。
でも観ていると、パス回しだったり、敵のディフェンスを崩すために当たりに行ったりポスインしたり、ジャンプシュートだけじゃなくてロングシュートがあったりと、物語にハンドボール要素を無理矢理組み込み、ただの設定にする訳ではなく、タイトルにある『送球』をしっかりと演じて(台本に組み込まれて)いることは観ていて凄く伝わりました。
そしえ何よりもキャストの皆さん、演出、衣装小道具etc…… 舞台を形作る一つ一つにとても夢中になれました。こんな素晴らしい経験が出来て本当に良かったです。今度は推しとか何も関係なく、是非とも他の公演へ足を運びたいと思います。
本当にありがとうございました。

安土桃山、本当に刺さる


そうそう、後夜祭イベントがあるようなので出席決めました。何があるのかよくわかってませんが、楽しみです!





蛇足

これ私の勝手な妄想なんですけど、オフェンス時に\カンッ/てSEが入って刀を抜くポーズをとってたと思うんですけど、アレがハンドボールのゼロステップ意識してくれてたら嬉しいなーと思ってました。

蛇足おわり

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