プラジカンテルによるハダムシ、吸虫(エラムシ)駆除
自分のBlogに記事にしていたものですが、こちらにも転載。このお題で訪問してくれる人多数。
プラジカンテルは、アメリカでは多くの方が使用している吸虫駆除の薬です。日本ではハダクリーンにプラジカンテルが含まれています。ただし、非常に高価ですし、量も多いです。
アメリカでは、HikariがPraziProというプラジカンテル入りの薬が観賞魚用に販売されているので、入手は非常に簡単です。しかも液体なので、水に溶けにくいプラジカンテルなので粉のハダクリーンは使い勝手が悪いです。
濃塩やオキシドールに治療方法もありますが、プラジカンテルでの治療が安全で一番効果があるように思えます。
チョウチョウウオによくついている思われるエラムシですが、ヤッコなどにもついていることが多いようです。アメリカの多くの方は、必ず新魚を検疫水槽にPraziProをいれて様子を見ます。本水槽に持ち込むと、他の魚も罹患してしまうので検疫は非常に重要です。
エラムシに寄生されている魚は、首を振ったりするようですので意外にわかりやすいかもしれませんが、そうでない個体もいるので注意が必要です。
PraziProの使用方法
水槽の水を大量に水替え後にするか、新しい水で治療を開始します。
ろ過を止める必要はないが、活性炭、プロテインスキマー、殺菌灯の使用は停止する
PraziProを添加する前に良く振る
飼育水76Lに対し、PraziProを5mlを水槽に添加する(プラジカンテルの濃度を2.5mg/Lにするのが目的なので、正確な水量を計算する必要がある。そのためLRなどがない検疫水槽のほうが簡単に総水量を正確に計算できる)
一回の添加で約5-7日間薬効がある
再度添加する場合も前回の添加から3日はあける
最大28日間使用できる
添加量を増やしても効能は同じ
一応僕がネットで見つけたPraziProのデメリットを書いておきます。
ベラ系はプラジカンテルに敏感らしく、添加時は気をつけて見ておく必要がある。特に過剰添加は厳禁
魚の食欲減退
溶存酸素量の低下
PraziProですが、商品説明には書いてないですが、リーフセーフらしいです。サンゴ水槽でこの治療薬を使えるのはかなり嬉しいと思います。ただ、リーフセーフと言ってもヒトデやケヤリなどには影響(多分死んじゃう)があるようです。水槽内のこれらの生物が大量に死んじゃうと、当然水質が悪化してしまうので良く観察が必要かと思います。
参照
PraziPro
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