海外の水換え頻度は?
X(旧Twitter)で記事のアイデア募ったところ、海外の水換え頻度っていうリプがあったので、今回はそれについて書いてみました。
日本のアクアリストのSNS投稿みていると、結構な人が大量水換えしている人を見かけますが、北米のアクアリストって殆ど大量水換えしないんですよね。その理由の一つが各種パラメター(KHなど)の変動が大きくなってしまうからです。こちらの人ってどのパラメターも変動をなくすことが長期飼育の最重要事項の1つだと思っているからです。
上記のことを頭に入れながら、海外の水換え頻度を話します。
下記の投票はReef2Reefで2017年に行われたものです。圧倒的に1週一回か2週に一回の割合で水換えしています。驚くべきは、60人も毎日自動水換えしている人がいること。やっぱNeptuneのApexとかアクア制御機材が増えたことで可能になったんですかね。頻度という意味では、多分日本のそれとあまり変わらないと思います。
ここで気になるのは、水換えの量だと思います。僕の感覚ですが、北米では大体10%あたりだと思います。20%以上というのは個人的には殆ど聞かないですね。理由は、こっちの人はKHなどのパラメターをできる限り一定に維持したいというところから来ます。日本のアクアリストもそう考えていると思いますが、それよりもかなりシビアに考えています。もちろん水換えする海水のKHなどを水槽のそれに合わせれば良いのですが、アメリカ人はそこまで細かいことはしません。
余談ですが、北米のアクアリストは天然海水をほぼ使用しません。まあ、そもそも殆ど売っていないというのもありますが、それは人気がなく売れないからだと思います。天然海水が人気がない理由は、やはり何が入っているかわからないからです。バクテリア、最近、プランクトン、アメリカのアクアリストはそう言った不明なものが入っているものを極端に嫌います。これは添加剤も同じで、成分書いていないような添加剤は槍玉に上がることもあります。
WWCのYoutubeで言っていたことですが、水換えは同じ頻度、量を守ってするのが良いとのことです。このルーティーンを代えるのは良くない。やはりこれをすることで、水槽内の生物もそれに順応するんだと思います。
まとめると、水換え頻度は日本と同じぐらいだが、量は日本と比べると少なめ。基本、人工海水を使用し、天然海水での水換えはほぼない、ってところでしょうか。