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画像処理エンジニア検定とCGエンジニア検定エキスパートを受験してきた

はじめに

画像処理エンジニア検定とCGエンジニア検定を受験してきました。両方ともCG-ARTSが行う試験なので、IPAが行っている基本情報技術者試験などとは別物の試験になります。
試験を受けた際の話や勉強についてお話できればと思います。

CG-ARTSの試験について

年に2回試験が行われます。
私が受験した「画像処理」、「CGエンジニア」以外にも3種類の試験がそれぞれベーシック、エキスパートと用意されており、全部で10種類の試験が存在します。ベーシックが基本でエキスパートが応用のイメージです。

1回の試験で最大4種類の試験まで同時に受けることができます(併願)。
ただし、ベーシックは2種類、エキスパートも2種類までとなっているため、エキスパート試験を3つ受けることはできない仕組みとなっています。
私は「画像処理 エキスパート」と「CGエンジニア エキスパート」を併願して受けてきました。

画像処理エンジニア検定とは

その名のとおり画像処理系の試験でフィルターや動体検出の知識が問われる試験でした。

CGエンジニア検定とは

座標変換やレンダリング方法、昨今のCG技術について問われる試験でした。

勉強方法

公式HPで紹介されている書籍を利用して学習しました。
特に特殊な勉強はなく教科書を読んで、問題集を解いて、間違えたところを見返してを繰り返してました。

画像処理エンジニア

以下のものを利用しました。

ビジュアル情報処理 -CG・画像処理入門- [改訂新版] - CG-ARTS|公益財団法人 画像情報教育振興協会

ディジタル画像処理 [改訂第二版] - CG-ARTS|公益財団法人 画像情報教育振興協会

画像処理エンジニア検定エキスパート公式問題集 [第五版] - CG-ARTS|公益財団法人 画像情報教育振興協会

教科書はディジタル画像処理だけでも良いとは思いますが、もう少し基礎向けのビジュアル情報処理でも合わせて学習しました。
問題集も購入して試験を解きました。これで学習しないと多分落ちてたと思います。

CGエンジニア

以下のものを利用しました。

ビジュアル情報処理-CG・画像処理入門- [改訂新版] - CG-ARTS|公益財団法人 画像情報教育振興協会
※画像処理エンジニアで挙げたものと同じ

コンピュータグラフィックス [改訂新版] - CG-ARTS|公益財団法人 画像情報教育振興協会

CGエンジニア検定エキスパート公式問題集 [第四版] - CG-ARTS|公益財団法人 画像情報教育振興協会

他に「POV-Rayによる3次元CG制作-モデリングからアニメーションまで-」という書籍もありましたが、AmazonだとKindleで販売されていなかったので見送りました。その後問題集などを通して必要にならなかったので購入には至りませんでした。おそらく本試験には直接必要ないですが3DCGに触れたことがない方むけだと考えています。(それでもPythonとOpen3DとかUnityで十分ではと思ってます)

試験直前の過去問正答率

画像処理エンジニアは正答率70%程度とギリギリ
CGエンジニアは85%程度と少し余裕あり
でした。
CGエンジニアの分野はUnityを触れたりしていたので余裕はありましたが、画像処理エンジニアの方はあまり余裕はなかったです・・・。
ただ見返すと半分くらいはケアレスミスや問題文の読み間違いだったので落ち着いて試験を受ければ何とかなると信じてました。

試験について

併願の場合2つの試験をまとめて時間内に受けることになります。単願だと試験時間1時間のところ、併願だと1時間40分しかありません。共通の問題もありますが、思ったよりも時間に余裕はありませんでした。

一通り解き終えて、見直しすると残り時間10分程度しか残りませんでした。
問題文は回収されないのでその10分で回答を問題文にメモして、後日自宅で自己採点を行いました。

結果

画像処理エンジニア:77点
CGエンジニア:98点
ぐらいだと思います。具体的な数字はサイト上にもなかったので自己採点の結果です。
合格ラインが70点なので両方合格です!

おわりに

併願で受かるか微妙なラインと思いましたが両方受かって良かったです。
現状必要となる知識ではないのですが、画像処理周りは自分の興味のあるAR分野とシナジーがあると思うので受けてよかったと思います。CGエンジニア周りはもちろんUnityやより低レイヤな3D表示アプリでも使える知識を得られたと思っています。
CG-ARTSの残り3種類についても気になりますが、自分の興味のある分野とは異なるので受けなさそうです。

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