2022年は NFT詐欺が流行る！！
1.2022年はNFTブームが来る
2021年、ビットコインが史上最高額の700万円超えを記録し、仮想通貨に関するニュースが話題をさらいました。
その中でも大きな注目を集めたのは、なんといってもブロックチェーン上のデジタル資産「NFT（Non-fungible Token）」でしょう。
2021年3月にはデジタルアート作家「Beeple（ビープル）」のNFT作品が約75億3000万円で落札され、同時期にはTwitterの創業者、ジャック・ドーシー氏の一番最初のツイートが約3億円で落札されたことで、NFTの知名度が急上昇。
Forbes JAPANは2022年1月7日に、世界最大のNFT（Non-fungible Token）プラットフォームを運営する「OpenSea（オープンシー）」は2022年1月4日に、暗号資産関連の投資会社パラダイム（Paradigm）と、Coatueが主導するシリーズで約34億円を調達し、評価額が約1.5兆円に達したと発表した。
これにより、「OpenSea」の共同創業者のデビン・フィンザー（Devin Finzer）とアレックス・アタラ（Alex Atallah）は、ビリオネアの仲間入りを果たした。
国内でも、コインチェックやGMO、SBIをはじめとして、多くのネット企業がNFTマーケットプレイスに参入しています。
2.多くの資金がNFTに流入している
世界最大手の会計事務所であるデロイト（Deloitte）は、ブロックチェーン技術開発の新分野として急速に伸びているNFTの取引額が2022年には、21年の2倍ほどの約2,260億円に達するだろうとの予測を公表しました。
また、ベトナム発の人気ＮＦＴゲーム『アクシー・インフィニティ』では、ゲーム内の土地がなんと１.６億円で取引された事例も出ている。
3.横行する詐欺NFT
これだけの資金がNFTに流入していると、多くの詐欺行為も増えてきます。
ここではNFT詐欺のパターンを3つほど紹介します。
3.1NFTの詐欺商品
NFTには盗作・詐欺商品が数多く出回っているのが現状です。
データの改ざんが極めて困難なNFTですが、データ自体が偽物であればどうしようもありません。
よくある盗作・詐欺商品として以下の手口が挙げられます。
有名クリエイターの作品をコピーして販売
まだNFT化されていない作品を、第三者が勝手にNFT化して販売
著作権を侵害しているNFTを販売
私の複数の作品が、無断でNFTに出品されていてショックをうけています。
— 〇wacca〇わっか〇 (@wacca005) January 13, 2022
出品の削除を要求しましたが、「すでにガス代を払っている」「売れたら50%あなたに支払う」などと言われまだ削除してもらえません。
この問題を防ぐのは難しいかもしれませんが、皆さまもお気を付けください。
3.2マネーロンダリングの温床
NFT市場は規制が追いついていない側面があり、マネーロンダリングの温床になり得ると指摘されています。
犯罪によって得られた資金（汚れたお金）でNFTアートを購入し、NFTアートを販売して資金洗浄する。
3.3エアドロ (プレゼント) 企画のNFT詐欺
「おめでとうございます！ビットコインが当たりました！」「イーサリアムが当たりました！」などのプレゼント企画系は要注意！
そのための手数料としてお金（仮想通貨）を入れて下さい、という流れは常套手段です。
一読すると本当に当選したかのように思ってしまいますが、プレゼント詐欺である場合が多いです。
DiscordでNTFゲームのグループ入っているのに、個別で「当選しました！」のようにDMを送ってくるパターンが多いと感じます。
discord経由での詐欺被害が多発🚨
— miin | NFT情報コレクター (@NftPinuts) December 22, 2021
😈Twitchの創設者が立ち上げたNFTマーケット、discordがのっとられ「いまからサブライズでNFTを販売」で詐欺サイトに誘導
😈373人が被害、総額1700万円以上に
今月他にも同様の被害が多数🔥運営投稿のチャンネルでも注意が必要な状況に😥https://t.co/mDp3g26QR5 pic.twitter.com/1JMsH0cWVJ
4.詐欺に引っかからないために
シードフレーズ（※）は絶対に教えない。
知らない人から届くDMは詐欺と疑う。
パソコンにウイルス対策ソフトは入れておく。
送りつけられたURLリンクはクリックしない。自ら公式サイトへログインするアクションをする。
偽のパクリNFTクリエイターに注意。有名NFTクリエイターかどうか調べてから購入検討する。
仮想通貨のエアドロ（プレゼント）企画はスルーする。
新手のNFT詐欺手法はこれからも増える可能性は十分にあるので、日々情報のキャッチアップが大切です
（※シードフレーズ：仮想通貨ウォレットへのアクセス回復に使用できる単語のリストのこと）
5.おわり
新たな技術が普及する際には、どうしても批判の声が付きまといます。「詐欺商品で危険」という意見を唱える人の中には、実際にはNFTを理解せずに何となく嫌っているというケースも見られます。
普及が進む仮想通貨でさえ、未だに手を出すな・やめとけといった声が挙げられます。
新しいものだから拒絶するのではなく、正しい知識を持った上で、手を出すか出さないかを判断することが大切です。
最後まで見て頂きありがとうございます。
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