引越しのススメ
皆さんは人生に何度引越しをしたことがあるだろうか。
例えば大学進学、就職、憧れの都会への上京など、理由は様々だと思う。
私はというと、この3年間で7回引っ越している。子供の頃に実家から親の持ち家へと引っ越したことはあるが、それを除いても7回だ。
ここでは、恐らく人より引越し回数も頻度も多い人間の引越しの極意を書いていこうと思う。
1.引越し遍歴
今まで住んだことある場所を紹介しようと思う。
生まれは兵庫。地元なので市は伏せるが、車がないとろくに買い物にも行けない田んぼが広がる田舎だった。
冒頭に語った持ち家に引っ越してからは車がなくても行ける範囲も広がったが、それでもまあまあ田舎だった。
そんな田舎を飛び出し、引っ越したのは大阪府豊中市。
都会かと言われるとそうでもないが、かと言って絶対に田舎ではない。ちょうどいい塩梅の街だった。大阪の中ではかなり治安が良い方だと思う。
何よりアクセスが良かった。大阪の主要駅に気軽に向かうことが出来たのが良いところだ。大阪に住むなら豊中市を是非とも勧めたい。
次に関西を飛び出し、東へと上京した。
住み始めたのは千葉県の成田市だ。公津の杜という地域に住んでいた。駅前にちょうどいい大きさのヨーカドーがある。
成田に住んでいた時期はそこそこ長かったため、思い出がそれなりにある。
これは公津の杜駅から徒歩10分もないところにあるカフェのめちゃくちゃ美味しいパンケーキだ。確か1000円くらいだったと思う。
これは千葉県などの関東を中心に展開しているラーメン屋チェーンだ。味噌チャーシューメンが世界一美味い。
成田駅前にもたくさんの飲み屋がある。
住みやすさも飲食店の豊富さも交通の便もピカイチだった。ただ治安が少し悪い。
そんな成田を飛び出して、次に引っ越したのは神奈川県川崎市幸区だ。
正直言って、印象が薄い。住んでたのは確か半年もなかったと思う。住所変更の時に川崎市役所に行って、区役所で手続きしてくださいと帰された記憶しかない。
ただ横浜が近かったのがとても良かった。遊びに行く時はだいたい横浜だった。
次は同じく神奈川県、愛川町に引っ越した。
何故こんなところに引っ越したのか覚えていない。人口約4万人の本当の田舎町である。
町内にひとつも駅がない。行くとしたら本厚木駅か海老名駅の2択だった。この両駅は栄えてる駅だったが、愛川町からはバスで40分〜1時間ほどかかる。バスの終電を逃した日には徒歩3時間以上歩くか、金をはたいてタクシーを呼ぶか、朝まで待つしかなかった。
正直言ってオススメしない。あと山があるから意味わからん時期に雪が降る。
山から逃げるように引っ越したのは千葉県習志野市、津田沼だ。
津田沼はとても「ちょうどいい」町だった。買い物も食事も移動も困らない。近くには船橋市があるし、少し行けば前述に語った成田も、ちょっと距離を伸ばせば簡単に東京に行ける。
私が津田沼を去ったあとの話だが、PARCOが閉店したらしい。本当に寂しい。
津田沼でもオススメの料理店を貼って行こうと思う。
確か「バカチャーシューメン」みたいな名前だった。自覚の通り、馬鹿みたいにチャーシューが乗っている。本当に美味しかった。
チェーン店だが、津田沼を去る日に食べたラケルも載せておく。
次に引っ越したのは埼玉県蕨市だ。
住所では川口市だったが、生活の拠点だったのはほぼ蕨市だったので蕨市としておく。
大宮やさいたま新都心に行きやすく、非常に住みやすい町だった記憶がある。駅前には飲み屋が充実していて、一番酒を飲んだ町だと思う。
特に蕨駅すぐ近くにある「大庄水産」は本当にオススメの居酒屋だ。料理が美味いし、店員の接客も気持ちいい。
何度通ったかわからない。蕨市にいる期間は短かったのに、店員に顔を覚えられるほど通っていた。
それと駅の反対側にあるステーキ屋「ふらんす亭」も好きだった。美味しい肉が安価で食べられるので是非とも行ってほしい。
そして7回目。現在住んでいる場所である。
詳しくは載せないが、ちょうど幸区と同じくらいの規模の町だ。
以上が、私の引越し遍歴である。
ちなみに念の為引越しの順番はバラバラに記載している。
2.何故引越すのか
第一に、引越しが好きだからだ。
私は元々掃除ができない性格で、放っておくと部屋がすぐに汚くなる。それを引越しでリセットするのが好きだ。
第二に、新しい場所が好きだからだ。
街はだいたい3〜4ヶ月も住めばどこに何があるかだいたい理解できると思う。そうなるとどうしても飽きてしまう。生活におけるマンネリ化を防ぐために頻繁に引っ越している。
荷物が搬入される前の何もない家に入る時が一番心が踊る。
多分葛飾北斎も同じ理由だと思う。
3.引越しの手順
みんなが一番知りたいのはここだと思う。
例えば費用、時間、手続きなど。引越しにかかる諸々を知りたいだろう。
まずは費用。
私の場合は引っ越し業者を雇って、平均7〜8万円ほどだ。大阪から千葉に引っ越した時はこの倍額はかかったが、関東内をグルグルするならこのくらいで済む。
引越し業者は何件か見比べて一番安いところにしているが、一番丁寧で満足度が高いのはアート引越センターだった。そのため私は出来る限りアート引越センターに頼むようにしている。
それと繁忙期(1月〜3月あたり)は高くなるので、その時期はできる限り避けて新入社員や新入生に譲ろう。
諸々にかかる時間。
まずは物件探しにかかる時間だが、ほぼないようなものなので参考にならない。理由は本当に適当に探して、特に内見もせず契約できそうなら契約するスタンスにしているからだ。そのため愛川町のような失敗例もある。
内見をしないのでホームページに載っている間取りでしか家を知らないし、近くに何があるかなんてGoogleマップで調べもしない。いわば家ガチャを行っている。今のところ不満があるのは愛川町くらいなので、ガチャはほとんど成功していると言えると思う。
次に荷造りにかかる時間だが、これも一日で終わる。
私は所謂ミニマリストで、運ぶ荷物は非常に少ない。引越す度に荷物が少なくなっている。
最近引っ越した時だと、ダンボール7箱、洗濯機、冷蔵庫、電子レンジ、パソコンデスク、モニター、パソコン、机、椅子、カラーボックス、クッションソファ。以上である。自転車を持っていたこともあるが、蕨市で盗まれたのでなくなった。
布団やベッドがないじゃないか!と思う人もいるかもしれないが、その通り、私はベッドや布団を持たず年中クッションソファの上で寝ている。普通に腰をいわして、成田の整体院に通って整体師に怒られたことがあるので真似しない方がいい。
引越し当日にかかる時間も、県内なら当日、関東内の県外なら翌日には荷物が届く。
それを荷解きして並べれば引越し完了である。
手続きについて。
最低限やるべきなのは、電気、ガス、水道の開栓と、役所と郵便局への住所変更だ。これさえやっておけばあとはその都度でどうにかなる。
更に言えば、私はガスの開栓日を間違えて一週間ガスなしでいたことがあるが、困ったのは風呂くらいだったためネカフェのシャワーでどうにかできた。つまり最悪ガスと水道は遅れてもなんとかなる。電気はないと不安で気が狂うので絶対に間に合わせた方がいい。
ライフラインを確保したら、次にやるべきなのはWiFiなどのネット回線、スマホ契約、クレジットカード類の住所変更だ。
Amazonとかもいずれ住所を変えるだろうが、それは何かを注文する時でいい。
パッと思いつくのはこの辺りの手続きだと思う。
思ったより少ない。気軽にできるね。
役所では住所変更以外の手続きをさせられるかもしれないが、それは役所の人がどうにかしてくれると思うので指示に従おう。
4.最後に
引越しはみんなが思っているよりも面倒でないので、皆じゃんじゃん引っ越そう。
終わり。