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ゴールデンカムイ聖地巡礼 佐渡【関西発 行き方編】
2022年5月の連載終了に合わせての全話無料キャンペーンでゴールデンカムイにハマり、パッションだけで大好きな月島軍曹の故郷である佐渡への一人旅を決行しました。
相当ハードながらもあまりに楽しく素晴らしい旅になったので、忘備録として初めてnoteを書こうと思います。
関東からと比較して関西から佐渡に行くのは割と大変でレポも余り見かけないので、関西の同士の後押しになればいいなとも思っています。思い出話まで書くと長くなり過ぎるので、こちらには佐渡行きを決意してから調べた交通手段と、結果どうだったかを主に記載します。
最初に実際に行った行程とおおよその料金を書きます。
0日目
23時20分 京都発 夜行バスで新潟駅まで(WILLER TRAVEL) 11,000円程度
※大阪在住ですが、たまたま京都でライブの予定があり京都から乗りました。
大阪を9時台に出発するバスです。
1日目
8時過ぎ 新潟駅到着
バスで新潟港へ移動(新潟交通 佐渡汽船前行き) 210円
9時40分 ジェットフォイル乗船(新潟→両津) 7,200円
10時47分 両津港着
※観光案内所で路線バスの1day乗り放題パスを購入(1,500円)
※荷物を宿に運んでくれるサービスがあったので利用(1,000円)
12時00分頃 路線バスで夫婦岩へ(約1時間半)
両津港佐渡汽船→(佐和田バスセンターで乗り換え)→夫婦岩前
13時30分頃 夫婦岩に到着
夫婦岩ドライブインで昼食
14時30分頃 路線バスで尖閣湾揚島遊園へ(約30分)
15時00分頃 尖閣湾揚島遊園
17時00分頃 路線バスで宿へ(私の場合は約1時間半)
2日目
終日観光バスツアー 9,900円
宿根木海岸・はんぎり(たらい舟)体験
小木家(オリジナル昼食「佐渡御膳」)
尖閣湾揚島遊園
きらりうむ佐渡
北沢浮遊選鉱場
佐渡金山
19時30分 カーフェリー乗船(両津港→新潟)3,110円
22時00分 新潟港到着
タクシーで新潟駅付近ホテルに移動 約1,000円
3日目
8時00分 新潟発 高速バスで金沢まで 5,000円
13時20分 サンダーバード乗車(金沢→大阪) 7,590円
交通費合計 47,500円程度
観光バス代、荷物送料含む
宿代、食事代別
ここに至るまであらゆる方法を調べ、選択肢があるようで実は無い事を理解し、この行程に着地しました。その過程をこれから記します。一部現地での気づきも併せて書きます。
前提
今回の交通手段は下記の制約がある中で考えました。
・免許を持っておらずレンタカーに乗れない
・お金をかけ過ぎたくない(来月北海道も行くんだ…!)→飛行機と観光タクシーを断念
・3連休が限界
・一人旅
お金や時間をある程度かけられるなら、もっと優雅な旅が出来ると思います。→そう言う場合については最後にで少し書きました。
佐渡における聖地
まずは外せないスポットを洗い出しました。
・夫婦岩
若かりし月島がいごねりちゃんにプロポーズした場所ですね。絶対外せん。
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・尖閣湾揚島遊園
いごねりちゃんの履物が見つかったという台詞のコマで背景に使われいます。鶴見中尉も立ち寄ってますね。絶対外せん。
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・宿根木
悪童と呼ばれていた基ちゃんが下駄持ってケンカしているので、おそらく生まれ育った町でしょうか。鶴見中尉も立ち寄ってますね。絶対外せん。
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・はんぎり(たらい舟)
いごねりちゃんを探し回るために月島が乗っていました。悲壮感漂う印象的なシーンです。絶対外せん。何よりどうしても乗りたい。(アクティビティ体験大好き)
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結論全部行かねばならない事になりました。
はて、佐渡の広さとはどんなものなのだろうか。
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無理じゃね…?基ちゃん、宿根木から夫婦岩までどうやって行ったの?歩き??(関西の皆!佐渡は淡路島より大きいよ!)
ここから私の寝る間を惜しんでのリサーチが始まりました。
交通手段決定までの道のり
(+実際に行ってみての注意点)
佐渡旅行の移動手段で考えなければならないのは、大きく分けて大阪から佐渡島への移動と、島内に入ってからの移動です。車の運転が出来ないものにとって、この2つの移動は分けて考える事は出来ません。
新潟行きの交通手段、佐渡へ行くためのフェリー、島内で移動手段(観光バスor路線バス)はどれも1日に限られた数しか運行されておらず、この乗り継ぎを失敗すると半日レベルで時間を無駄にするからです。
先人達のありがたい情報提供から、やはり観光バスが一番いいだろうなと考えました。観光タクシーは一人ではやはり割高ですし、路線バスでの移動は1移動1時間半〜2時間位、相当な待ち時間もバスの乗り継ぎもありかなり頭と体力を使いそうです。
実際1日目は路線バスで移動した訳ですが、乗り換えのために30分以上待つ事が普通にありました。しかもバスセンター等でなければ屋外での待機です。都合良く近所に喫茶店があるとは限りませんので、暑さ寒さトイレ等注意が必要です!
さて、聖地を網羅した丁度良い観光バスはあるかいな!月島はこんなにもキュート&セクシー&男らしくて大人気なのだから、きっとオタクをカモにしたバスツアーがあるはず!(ミーハーの自覚がある故、自分の好きなものは人類の半分は好きと思う癖があります)
調べる事数時間……何かどっか足りない…!観光バスだけでは全ての聖地が巡れない事が発覚。つまり佐渡に2日間滞在しなければならない事が分かりました。
私が検討した観光バスはこの2つ。
一旦新潟に帰るのは無駄過ぎるし、何より佐渡に泊まりたい!!!という事で今回は「金の道」ツアーに参加する事にしました。
そもそも1日コースの観光バスのスタート時間は関東からの旅行を想定していると思われ、関西からではどんな手段を使っても当日朝発では間に合いません。また、どうしたってバスツアー終了後大阪までその日中に帰る事が出来ません。(夜行バスすら間に合わない!)
そのため、2泊3日で真ん中の日に観光バスに乗る事は決まりました。
前提の通り飛行機は断念しています。
体を犠牲にして時間とお金を節約するため行きは夜行バスで行く事にしました。電車で行くとなると、東京経由で5時間(22,000円程度)、金沢経由では8時間(16,000円程度)かかり、到着が昼過ぎ〜夕方以降になってしまうからです。
夜行バスであれば9時台のカーフェリーかジェットフォイルに乗る事が出来、お昼前に佐渡の両津港に到着出来ます。新潟駅から新潟港はバスで15分程、タクシーでも1,000円程度なので移動は楽です。
両津港到着後は観光バスでは行かない夫婦岩に、路線バスで向かいます。夫婦岩に行くのとそこから宿に行く時点で1,500円を超えますので、両津港の観光案内所で路線バス乗り放題の1dayパスを購入しました。煩わしいバス内での両替の必要も無く、購入してとても良かったです。
バスは基本1時間に1本です。直行は出来ないので、必ずどこかで乗り換えを行います。乗り換えはタイミングによって微妙に変わりますので、都度Googleマップで調べました。土日のみ運行の便もあり、注意が必要です。スマホが無いと終わるため、モバイルバッテリーを新調しました。
夜行バスからのフェリーからの路線バスという事で数時間レベルの遅れは仕方ないと考えていましたので、この日は夫婦岩に行ければOKと定めていました。
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ただ結果的にはものすごく順調で昼過ぎには夫婦岩にたどり着いたため、比較的近い尖閣湾にも行きました。翌日観光バスで行く事が決まっていましたが、雨予報だったため晴れた日にも見たいと考えたためです。
夫婦岩から尖閣湾に行くバスは、実際に乗ったバスの次の便は2時間程後でした…。元々行くつもりで計画する場合は、全ての行程のバスの時間を事前に調べて行った方が安心です。
この後はまた路線バスで尖閣湾から宿に向かいました。このバスがあるかは、夫婦岩から尖閣湾に向かう前に確認しました。それぞれ行く先に何時まで居られるか事前に調べておく事が重要です!
↓路線バスに乗る方はこちらを一読下さい!
ここまでとても順調でしたが、宿に着いて一つだけ想定外の事が起こりました。
宿を直前に予約したため、夕飯付きのプランがもう無く夕飯は宿近くのお店で済ませるつもりでした。しかし行ってみると周りには全くお店が無い!唯一の徒歩圏内のお店は予約でいっぱいと断られました…(しかも一人で歩くのが憚られるほど外は真っ暗です!)
結果的には宿の地下のラウンジ的居酒屋で軽く食べられたのですが、思い描いていた佐渡の夕食にはなりませんでした。外食するつもりの場合は宿の立地にご注意下さい。
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今回一人用の部屋はもう空いてませんと2カ所のお宿に断られましたので、一人旅の場合は特に早めに宿の検討を!
翌日は観光バスなので特に注意点はありません。ルートに入っている宿に泊まったので、宿でピックアップしてもらい帰りはフェリー乗り場まで送ってもらいました。
2時間30分のフェリーの旅を終えた後は路線バスで新潟駅に行きその付近のホテルへ…のはずでしたが、トイレに行ったり出口を迷ったりしていたら最終バスが目の前で出発しました。フェリーの着時間に合わせてバスの時間が設定されているので、フェリー着後は迅速にバス停へ!仕方ないのでタクシーでホテルに直行しました。
新潟から大阪への帰路については、お盆でなければLCCで良かったかな思います。私はpeachで2万円を超えたので陸路に決めました。
新発田の白壁兵舎広報資料館にも行きたかったのですが、生憎の休館日。交通費の安さにこだわり、8時間かけて金沢経由で帰りました。
新潟発金沢行きの高速バスは1日に2便しかないため、このバスの時間に行動を合わせる必要があります。時間はかかりましたが乗り換えは1回ですし、サンダーバードでは駅弁も食べられますしなかなか良い選択でした。
資料館開館日であれば午前中資料館に行き、東京経由で新幹線で帰ったと思います。
以上、路線バス以外の交通手段は全て予約しています。佐渡で行き当たりばったりは危険すぎるので、ぜひ予約を!
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最後に
関西発で行くのは大変と書きましたが、お金か時間がたっぷり使えればそれ程ではありません。
時間を有効に使える良い時間帯の飛行機はやはり高いです。また丁度聖地を回ってくれる観光バスが集客が見込める連休にしか運行しておらず、このバスに乗りたければ飛行機か高い時期に行く事になります。
レンタカーや観光タクシーを使うなら、飛行機が安いタイミングで行くのが良いと思います。
LCCは安いですが、やはり到着が遅く新潟に居られる時間が非常に短くなります。新潟駅付近には安いホテルもあるので、長めの連休が取れて前乗り感覚でLCCが使えるならそれも良いと思います。
また、飛行機、宿、観光バス全てがセットになったパックツアーで丁度良いのがあればそれが何よりかと思います。私はパックツアーでは自由時間が無いために、観光バスで取りこぼした聖地に行くタイミングが無いので断念しました。
結果的には、聖地巡礼のみに絞れば路線バスでも可能だったと感じました。
1日目に夫婦岩と尖閣湾を回れたので、2日目は宿から宿根木に直行出来ます。ここが現地に行くまで気づかなかったのですが、宿根木の真前にはんぎり乗り場があるのです!
ツアーでは宿根木はかなり足早に歩くのと、人が多くなってしまうので写真が撮りにくいのは残念でした。
ただガイドさんのお話が素晴らしく面白く、同乗の方にも恵まれ楽しく観光出来ましたので、移動手段としてだけでなく観光バスを選択して良かったと心から思っています。
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今回、家族か友人に一緒に来てもらいレンタカーを運転してもらう事も考えましたが、さすがに運転手として人を連れて行くのは忍びない…。
何より月島の故郷に行きたい気持ちが切羽詰まり過ぎていて、人と予定を摺り合わす余裕が無いために今回のような青春弾丸ツアーとなりました。
調べれば調べる程今回はもう諦めた方がいいともう一人の私が叫びましたが、最終月島への思いが勝ちました。「愛」です!
今回ご紹介した観光バス「金の道」は今年の運行はもう終わっていますので、同じルートで行く場合は来年になってしまいます。佐渡への思いが切迫詰まっている方はぜひ、路線バスの旅にチャレンジして下さい!
運転出来なくても関西から佐渡に行けるよ!って伝えたかったのですが、逆にハード過ぎて引かれたかもしれません…
もっと良い方法があったかもしれませんが、私としては第一回目(⁈)の聖地巡礼としては満足しています。相当の時間をかけて調べたので、形にできて良かった!佐渡の素晴らしさについてはまた別の記事で書けたらいいな。
一旦は現地で書き殴ったツイートのモーメントを置いておきます。
皆さんもぜひ素敵な旅を!アディオス佐渡!!!
※参考にさせて頂いた記事
これらの記事がなければ行けませんでした!ありがとうございました!!