いつもと違う二重幅なこと

就寝前に訳も分からずに涙が頬を伝うこと
朝がやってくるのが怖いこと
家を出た瞬間に立ち止まってしまうこと
嗚咽しながらペダルを漕いでいること
職場に着いた途端に吐きそうになること
周りに気付かれないように静かに吐いたこと
指摘を受けて、涙が溢れそうになったこと
声を押し殺して泣いたこと
食べたいと思う気持ちが減っていること
眠れない夜が続いていること
高熱が出ていること
病んでいると自覚していること
柵のないホームで、電車の到着時に身構えること
同じ職場で、命を絶った人に思いを馳せること

どこまで周りに気付かれているのだろうか。
元気?と聞かれた。
すり減っていって、半分無くなっている、と。
私が音を上げないから、この忙しなさに気付いていないのか分からない。
ただ、自分の処理スピードも未知数で、今までの業務で手一杯だったのに、新しい仕事も任されて、繁忙期の時点で容量オーバー。
心と身体は連動している。

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