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NHK大河ドラマ「光る君へ」にみる。髙田織物の畳縁をなぜ「大宮縁(おおみやべり)」と呼ぶのかについて。

2024年1月からNHK大河ドラマ「光る君へ」がスタートしました。
主人公は紫式部ということで彼女の生涯を描いたドラマとなっていて、個人的にもその世界観に大変関心を寄せています。と言いますのも、髙田織物の織る畳縁は「大宮縁(おおみやべり)」という商標で全国の設計士さん、畳店さんに使っていただいていおりますが、そのネーミングの由来に深い縁があるからなんです。

奈良時代や平安時代に宮中に仕えた人々のことを「大宮人」と呼び、特に女官を指す言葉として使われていたようです。これらの時代に、宮中で働く女性たちは非常に高い地位を有していて、彼女たちは皇族や貴族の日常生活を支える重要な役割を担っていました。紫式部が書いたとされる『源氏物語』のような文学作品においても、宮廷社会の中での女性たちの生活や文化が描かれており、その中にも「大宮人」は登場します。

Wikipediaより

その時代に畳の上で優雅に生活されていた「大宮人」と同じように、髙田織物が織る畳縁を用いた畳で過ごす人たちの生活も、その人たちと同じようでありますように、という願いを込めて「大宮縁」という名前になっています。

ちなみに、工場は岡山県倉敷市児島に構えていますので、埼玉の大宮市とはゆかりはありません、、よく誤解されるのですが。

ということで、皆さんもドラマをご覧になられながら、その世界観を感じていただきつつ、「なるほど大宮縁ってそういうことか」と思っていただけたら嬉しいです。

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