幸せの場所
幸せとヨガはどこにあるのか?
幸せは仕事の中にはない。
幸せとは何だろう?
仕事はお金を稼ぎ衣食住するためにしています。
なら、それが安定すれば幸せになれるのか?
きっと本人は自覚してないと思いますが…。
周りを見ているとお金はあっても幸せには見えない人が多いのはなぜだろう。
〜のためにしょうがない。
諦めから自己肯定して満たされた気分になる。
でも、満たされていないから次に次にと新しいものを探す。
ニンジンを目の前にぶら下げた馬のような幸せ。キリがない。
4〜5年前まで僕はお金に困らないことが幸せだと思っていました。
億万長者ではないけれどお金もある。
女もいる。
腕力はある。
酒に強い。
みんなから社長と言われる。
会社経営をしていた時の僕はそういう人でした。
ヨガを始めて一年が過ぎた頃に、
ふっと自分が幸せでないことに気づきました。
皆に、この気づきを伝えたいと思い会社経営を手放して46歳からヨガのインストラクターになりました。
ヨガを仕事にすることを選んだ僕。
営業努力を重ねて10軒のスタジオからクラスを持たせていただき月に64クラスを担当していました。その頃の僕はヨガのクラスを開催することに幸せを感じていた時期です。
しかし、僕が仕事としているのはヨガ。
仕事としてヨガをしていてもヨガという本質は変わらない。時間とともにヨガを仕事にすることに、どんどんと矛盾を感じるようになりました。
仕事とヨガは違う。
でも
仕事をしなければ生活ができない。
このジレンマをどうしたら良いのかを考えるようになった頃からコロナが蔓延して2ヶ月の休養期間がありました。
休養期間の中にもオンラインクラスを開催したりしていたので本当のお休みと言うわけではありませんが週に3日だけオンラインクラスする毎日はとても充実していました。
そして緊急事態宣言が明けて神奈川に帰ってきてみると契約していただいていた複数のスタジオが大変なことになっていました。
中には1ヵ月以内に閉店するというスタジオもありました。
閉店するスタジオに通っていた会員様にヨガを届けたいという気持ちで1ヵ月で新しいスタジオを準備してオープンさせました。
今まで以上にヨガが仕事になった瞬間です。
ヨガをすると優しくなれる。
だから、ヨガを世界に広げたい。
自分を捨てて奉仕の心でスタジオを運営する。
だけど僕も人間なので限界はあります。
本当に辛い日々でした。
毎日泥のような時間を過ごしていました。
2020年の12月が過ぎたあたりでしょうか、
とても心と体が楽になりました。
自分の行為を受け入れるれることができるようになったのです。
「あぁ僕はヨガをしているんだ。」
ヨガというのは生きること。
生きることにヨガを感じている自分を見つけました。
ヨガ=生活=幸せの方程式
そうしたら。
ヨガジャーナルさんに取材してもらいスタジオを宣伝してもらえることになりました。
ヨガのすばらしいところは「変革を促す」ことです。
コロナ禍に開いた5ヶ月しか経ってないスタジオがヨガジャーナルさんに紹介されるというのは、とても驚くようなことです。
僕はこういった経験から
生きていくこととヨガを分けるのではなく、
全てを受け入れることからヨガが始まると思っています。
そしてそれは幸せにつながる。
ヨガとは何か?
と問われたならば、今ならこう答えます。
「人生に幸せを感じること!」
ヨガは体操でもないし、治療でもないし、人生であり人を変革させるメソッドです。
これを生涯をかけて伝えていきたいと思います。