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#7 社長の言葉を考える:従業員が話題にしたくなるテクニック IMPAKT

こんにちは、社長の言葉を考える人です。普段社長と一緒に社長の言葉を考えています。

今回は、従業員が話題にしたくなるテクニックIMPAKTについて紹介したいと思います。

いかにいろいろな消費者に、その商品やサービスについて語ってもらうか、すなわち「言いたくさせる」化が重要なように、社長の言葉をいかに多くの従業員の間で語ってもらうかは大きな組織では情報を隅々行き渡らせるために重要です。

そこで電通PRが公開している「人が話題にしたくなるIMPAKT」をご紹介したいともいます。社内のコミュニケーションにも活かせる内容であり、私自身どんな内容を社長が話すかを選ぶ基準に使っています。

人が話題にしたくなるIMPAKT

Inverse 逆説、対立構造
Most 最上級、初、独自
Public 社会性、地域性
Actor/Actress 役者、人情
Keyword キーワード、数字
Trend 時流、世相、季節性

IMPAKTの例

Inverseの例:「AではなくBである。」「A 対 B。」これはみんなが大好きな二項対立ですね。この対比法は、聞き手の記憶に残りやすく、同意を得やすくなるテクニックです。また対立軸にすることで、聞き手参加型にすることができます。ちなみにヒトラーは大衆を動かすためにこのテクニックをよく使っていたそうです。

Mostの例:「日本一位に選ばれたお米。」これは、言わずもがな1番のものしか人の記憶には残りません。日本で2番目に大きな山が何かを言えないように、記憶に残らない1番以外のものは、語りようがありません。

Publicの例:「不作に悩む米農家支援。」これは社会的価値を訴えるものでありますが、注意点があります。企業の価値はピラミッド上に3段階に分かれています。まず最下層の機能的価値、その上の情緒的価値、そして一番社会的価値があります。これが一つの軸で繋がっていないといけません。企業の根本である機能的に価値と繋がっていない社会的価値については、全く価値がないと言っても良いと思います。

Actor/Actressの例:「社長自ら田植えを行う。」これは会社の中にいる目立っているプレイヤーや、社長自身を役者として全面に出すことですね。あまり私自身ここに関しては使い熟せていません。

Keywordの例:「第3のお米。」これは話す内容にキーワードを作ることで一つの話の軸を作ることができ一貫性が担保され、かつ幕の内弁当にならず一つの大事なメッセージを届け記憶に残すことができます。

Trendの例:「コロナウイルス。」これは言わずもがなですが、私たち企業は社会というプラットフォームの上で活動しています。その文脈の中で、全ての物事の価値が決まってくる。社長の言葉の冒頭には、かならず世の中ごとを入れるよにし、自社のスタンスを述べるよう気をつけています。

最後に

皆さんも、ぜひIMPAKTを使ってみてはいかがでしょうか?中々実践することは難しいですが、使ってみると内容はグッと良くなるはずです。それでは、社長の言葉を考える人でした。

【参考資料】



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