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#12 社長の言葉を考える:人を成長させるIOFMサイクル

こんにちは、社長の言葉を考える人です!

コミュニケーションで継続して人の動かし、成長させていくための手法にIOFMサイクルがあります。会社で社長から発信した情報を、発信しただけで終わらせていませんか?それは本当にとても勿体無い行為です。コミュニケーションはただ伝えるだけの行為でなありません。その後に続く、人に行動を促す=Output(行動)することがいかに大事か、そしてそれがどのように社員の成長を促すかをIOFMサイクルを使い説明しますね。伝えるだけがコミュニケーションではないということ、行動を起こさせ成長させるまでがコミュニケーションであるということをこのフレームワークを通して今回知っていただければと思います。

◾️IOFMサイクルとは?◾️

まずIOFMサイクルは

①Input(情報収集)→②Output(行動、自分事化)→③Feedback(Outputに対する評価)→④Motivation(成長)→また①に戻りぐるぐる回る。

といった流れになっています。

※世間的には、OFMIサイクルと言われておりますが、メッセージ作る側の視点で整理しIOFMサイクルと表現しています。

◾️InputとOutputの間にある大きな壁◾️

社長からの社内のコミュニケーションにおいて大事なのは、InputとOutputの部分が特に大事だと私は考えています。「コミュニケーションは、人を動かすこと」つまりエンパワーメントです。ただ伝えるだけではないのです。伝えた後が大事なのです。

そしてInputの部分は、つまり社長の方でどういったメッセージを伝えるはこちらでコントロールできます。しかしOutputの部分はこちらではコントロールできません。InputとOutputの2つの間にある大きな谷を越えるには、Inputの中に仕掛けをつくる必要があります。

いかにメッセージの中で行動喚起を入れるか。これが仕組みの一つであると思います。ついついメッセージを作る時に、自己満の相手にどう動いてもらいたいかを述べずに考えだけを述べて終わる事が往々にしてあります。そうではなく、メッセージの中に「こういったことを考えてほしい」「こういったことを行ってほしい」など行動喚起を行う必要があります。

行動喚起なきメッセージには共通して、メッセージに目的がないことがあります。これを伝えてどうしたいか?この大事な部分が欠けているがために、メッセージの内容を浅くなり、伝えるだけのコミュニケーションに終わってしまいます。まずは目的を明確にし、それを行動喚起としてしっかり明言することが、InputとOutputの2つの谷を越えるための方法だと考えます。

◾️Outputすることでようやく理解できる◾️

人はただ単に情報をInputしただけでは、それがどういったことかは理解できません。聞いいただけで理解できるということはないのです。そのあとに「自分にとってどういう意味があり、どういう行動ができるか?」を考えることでようやく理解できたと言えるのです。

社長の言葉を伝えた上で、社員に考えさせ行動させることで、初めて彼らが理解できたと言えるのです。そうしない限り、社員は社長のメッセージを永遠に理解できないし、理解しません。

Outputを自発的にまたは半強制的に社員に実施させることで、ようやく行動が起こりこの後は社員間でのFeedbackが日常業務的に行われ、また彼らのMotivationに繋がりサイクルが好循環していきます。そうすることで、社員の社長のメッセージ対する理解が深まり、そして行動を起こさせることで社員の成長を促進していくそんな理想な姿を作り出す事ができます。

◾️最後に◾️

IOFMサイクルを意識してメッセージを考えるだけで、ぐっとこれまでのコミュニケーションの効果が上げてくれるはずです。ぜひ、一度このフレームワークを社内のコミュニケーション設計に使ってみませんか?

それでは、社長の言葉を考える人でした。


【参考資料】








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