鼻の手術のあと、鼻の通りが悪くなるなどの違和感はないですか?
鼻の手術のカウンセリングの際に、よくこのようなご質問をいただきます。
「鼻を小さくする手術をすると、穴も小さくなるから、息がし辛くなることはありませんか?」
「もともと鼻がつまりやすいのですが、酷くならないでしょうか」
鼻はとてもデリケートで、毎日絶え間なく行う呼吸をする器官ですから、違和感があると不安が大きくなる気持ちも分かります。
では、実際にこのような違和感が残ることはあるのでしょうか。
高須クリニック名古屋院院長 高須幹弥医師が回答します。
手術によっては、一部そういったケースもあります
鼻には様々な手術がありますが、その中でも鼻中隔延長手術と骨切り幅寄せ手術に関しては一部そのような違和感が残る場合があります。
確率としては、鼻中隔延長手術が約50%、骨切り幅寄せ手術の場合は大体5%ほどです。
(それ以外の鼻の手術に関しては、正しい手術が行われる限り、鼻の通りが悪くなったり、呼吸がしづらくなることはまずありません)
特に鼻中隔延長手術の場合は、鼻の穴から鼻中隔に軟骨をいれるため、鼻の穴が狭くなるせいで、通りが悪いと感じるようになるケースが多いようです。
もともと鼻の通りが悪い方は、このような症状が起こりやすいです。
そのため、鼻中隔延長手術を行う際には、術前に患者様へのリスク説明を行い、しっかり検討をするようにしています。
骨切り幅寄せ手術の場合は、鼻の穴が少しだけ小さくなります。しかし実際に、術後も呼吸がしづらい状態が続くことはほとんどないでしょう。
それ以外の手術に関して
その他の鼻の施術に関しては、正しく手術が行われていればほぼ問題ありません。
鼻翼(小鼻)縮小に関してのみ、小鼻を切りすぎて鼻の穴を8mm未満にしてしまうと鼻の通りが悪くなることが考えられますが、当クリニックでは必要以上に鼻の穴を小さくするようなことは行いませんのでご安心ください。
どうしても違和感が気になる場合は、早めの修正手術を
鼻中隔延長手術の場合で、どうしても鼻の通りが悪い状態が続くのが耐えられないといった場合。または、他院で手術を受け、鼻が詰まるようになってしまった場合。
その他の理由も含めて、もし元の状態に戻したいのなら、修正手術を行うことができます。
その場合は少しでも早いほうが良いので、手術の経過が落ち着く6ヶ月後を待たずに、なるべく早く受診にいらしてください。
なぜなら、鼻中隔延長手術は鼻に軟骨を入れるため、自家組織と癒着を起こしやすいためです。癒着を起こすと移植した軟骨をきれいに除去するのが難しくなっていくため、再手術を希望される場合は術後2週間、遅くとも3週間以内に受診・再手術されると良いでしょう。
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