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自己紹介 〜思春期〜

はてさて、そんな惨めったらしい三匹の子豚の長男と次男を掛け合わせてミックスした雑種豚のような(食べられる個体)我が幼少期にも、大きな転機が訪れるわけでして、中学二年生あたりからドラムを始めるのでありますね。
絵や書を書くことがとりわけ好きだった自分は、やはり音や演ずるということにも興味はあるわけで(算数はからっきしダメ)我が平成ゆとり世代のインドアキッズを強烈に惹きつけるものといえばゲームであったり、漫画、、サブカルチャーの世界にどっぷりと浸かっていくわけでした。

ドラムを始めたきっかけというのもやはり、ガタイがいい。というのが先行的な理由。あと、みんなギターとかボーカルとかそっちのほうが目立つしモテそうだからとりあえず、そこのお前ドラムな。練習せえよ。といった形で、いけてるメンバーにとてもありがたいお言葉をかけていただき、人生初めてのドラムセットを親に購入してもらったのである(1万くらいで全セットそろうトニースミス※でも生ドラム!田舎の恩恵!)

今だから言えることであるが、ドラムに必要なのは
・リズム感
・キープ力
・グルーブメイク
と自分の中で思っており、これが社会にでても非常に役立っていると思っている。

例えば、人との会話での気持ちの良いテンポ作り、こぼれた話題を拾ってつなげていく持久力、話を深堀して聞き手や周囲に同調させる力。なんかここらへんは音楽も人間関係も似ている部分があるなと思っている(マジで)

自分たちで組んだバンドの名前は「錯乱坊主」
・イカレた野球部の坊主が狂ったように歌う
・童貞=チェリー=さくらんぼ
いかにも中二男子が思いつきそうなそれである。

そこで僕は人生初めてのシンボルマークを作ることになった。
モチーフはカタツムリ。

キリスト教では「怠惰」として
7つの大罪の象徴らしいカタツムリ。
だがしかしこんな意味もある。

行く道がどんな素材であろうとも
歩く面の全てを体いっぱいに感じて
受け入れて足跡を残しながら
ゆっくりと進んで行くことで
とても確実・堅実に収穫を得る
殻を身に付けるとは保護を意味し
家や家族や自分や信念など
大切なものをしっかり守りながら
安全・安心と共に自分の速度で進む
もし絶対の神がいるとして
安定やそれ以上の速度・効率
勤勉さ・社会貢献度だけを認めるなら
この世界にカタツムリの存在などない

上記のようなことを思ってこのモチーフにしたかは定かではないが、きっと当時の自分はこれらをコンセプトとしてカタツムリをモチーフと選んだに違いない。
そして目ん玉はチェリーを逆さまにした形状。
錯乱=目が回る=ぐるぐる=カタツムリの殻

流石(ながれいし)である。

人生初めての自作マークの完成だ。

だがしかし、あまりにもこのシンボルマークに対する愛が強かった僕は、大きな過ちを犯すことになる。

そう。
自分の私服のジーパンのポケット部分に大きくそれを描いた。

周りの反応は言わずもがな分かるであろう。
自分史にのこる最高の一作をこの時、すでに世に産み落としてしまっていた。


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