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演技レッスン【デモリールを持ちましょう】
こんにちは。
演技講師、アクティングコーチのスギウチです。
今日はこれからの時代、俳優として活動していくのに絶対必要な「デモリール(映像資料)」について書いていこうと思います。
・デモリールを準備するときに気をつけること
簡単なぼくの自己紹介ですが
ボクは元々20代前半から俳優として活動していて、今から約7年前に俳優から演技講師、アクティングコーチに転向しました。現在も講師として活動中です。今までたくさんのプロの俳優、女優さんのコーチングやオーディション、撮影本番の準備のお手伝いをしてきました。
俳優時代は全く演技のセンスがなく、事務所の先輩から満面の笑顔で「タカシは本当に芝居が下手だなぁー」と爽やかに言われるほどでした。その為、たくさんの演技レッスンやワークショップに通って色々なメソッドを学んできて今に至ります。
さてデモリールですが、海外での案件では必ず必要とされていて、日本でもどんどん必要な案件が増えてきています。
常に準備はできているか
先日、知り合いの芸能事務所のマネージャーさんから「誰か、いい人いたら紹介して」というお話をいただき、ボクの知ってる俳優さんやクラスに参加している人、知人の方に声を掛けさせてもらって、芸能事務所を探している人を募集しました。
プロフィールと映像資料(デモリール)を送っていただき、それをマネージャーさんに転送したのですが、応募していただいた人の中に映像資料がない人が何人かいました。
正直「もったいないなぁ」と思いました。
同じスタートラインに立ったときに写真と経歴のみの人と、演技している動画がある人では先方の印象はかなり変わってくると思います。
「あ、君のやる気はその程度なのね」と思われても仕方ないかなと。
いつチャンスが訪れるかわかりません。デモリールだけではありませんが、俳優として、いつでも動ける準備が出来ている状態にしておきましょう。
その為にもデモリールは必ず準備しましょう。
デモリールを準備するときに気をつけること
今までの自分が出演した作品の中から、自分の出演シーンをまとめて編集して持っている人もいると思います。
それもとても良いと思いますが、今回は新たに自分でデモリールを作るときに気をつけることについて書いてみます。
◼️役をイメージできるか
デモリールをオープンにする場合、著作権が発生する場合があるので作品はオリジナルのものがおすすめです。既存の作品を使うときは必ず確認しましょう。
どのような内容にすれば良いのかという点についてですが、映画やドラマ、CMなどのオーディションに送る場合は
「役をイメージできるか、どうか」が重要になってくると思います。
演技力を見られるのはもちろんですが、キャスティングする側が探している役のイメージに合うかどうかが大事です。
例えばですが、お母さん役、会社員風、ヤクザ役、などいくつかのパターンを準備しておくと良いと思います。
また厨房などのアルバイト経験があり、料理が出来るならコック役などの映像もあるととても良いと思います。
いくつか準備した中から、各オーディションの傾向により送るデモリールを選べるようにしましょう。
◼️尺は3分以内
各パターンの尺(長さ)は長くても、3分以内にしましょう。
はっきり言ってキャスティングの人は3分も観ないです。個人的には1分半くらいでもいいと思います。
たまに自分が出演した短編映画など(10〜30分程度)をまるごと送ってくる人がいますが、残念ながら先方は観ないと思います…。
アナタは知らない人が出てて、面白いかどうかわからない長い尺のYouTubeを全部再生しますか?
ですよね…。
短編映画などをデモリールに使うのは良いと思うのですが、必ず自分で編集して相手が観やすいようにしましょう。
◼️クオリティに拘りましょう
これも先ほど芸能事務所の所属希望者を募集したときにあったのですが、ケータイで撮影していて、編集も何もなく「さっき急いで撮りました!!」感が満載の人がいました。
短編映画をそのまま送るのもそうですが、これだったら逆に送らない方がいいんじゃないかと、正直思います。
・先方のこと考えていません。
・普段から準備できていません。
と言ってるようなものなので…。
お金を掛ければ良いということではありませんが、デモリールも「作品」です。知り合いにカメラマンや監督の人がいれば、キチンと依頼して撮ってもらいましょう。クオリティにはこだわってください。
相手に自分の本気度や熱量が伝わるような作品を作らなければ、逆にマイナスのイメージになってしまいます。
◼️先方に見やすいような状態にする
ここが抜けている人が結構いたのですが、メールのやり取りの中でデモリールを送る場合、ファイル便にして送るとかYouTubeにアップロードしておくなどの
相手がワンクリックで観れる状態
にしてから送りましょう。
また、プロフィールの中に自分の動画のURLを載せている人が居ますが、メールなどで送る場合、データからリンクを貼っておく、もしくは本文の中に必ず動画のURLを載せて先方がワンクリックで動画を観れるようにしておきましょう。
プロフィールから、わざわざURLをコピペして〜ということは、残念ながらしない可能性が高いです。
さいごに
今回は色々と辛口の意見になってしまいましたが、俳優として活動していく中で、とても重要なことだと思っています。
これまた辛口になってしまうんですが、この記事を読んで実際に行動に移す人も少ないかなと思います。
でも、だからこそ行動することで周りのライバルから頭ひとつ抜けることが出来ます。
チャンスはいつ来るかわかりません!!
そのときの為に日々の準備を進めていきましょう。
では
スギウチ タカシ