オンラインでの演技レッスン【おすすめレッスン内容も3つ紹介】
こんにちは。
演技講師、アクティングコーチのスギウチです。
今日はコロナ禍になって、需要が増えてきたオンライン演技レッスンについて書いてみようと思います。
・オンラインでの演技レッスンってぶっちゃけどうなの?
・オンラインでの演技レッスン内容でおすすめってどんなの?
「興味はあるけど、どーなのかな?」と思っている人へ読んでもらいたい記事です。
簡単なぼくの自己紹介ですが
ボクは元々20代前半から俳優として活動していて、今から約7年前に俳優から演技講師、アクティングコーチに転向しました。現在も講師として活動中です。今までたくさんのプロの俳優、女優さんのコーチングやオーディション、撮影本番の準備のお手伝いをしてきました。
俳優時代は全く演技のセンスがなく、事務所の先輩から満面の笑顔で「タカシは本当に芝居が下手だなぁー」と爽やかに言われるほどでした。その為、たくさんの演技レッスンやワークショップに通って色々なメソッドを学んできて今に至ります。
オンライン演技レッスンってぶっちゃけどうなの?
これはあくまでボク個人の意見にはなってしまうんですが、結構おすすめです。メリットとして挙げられるのは
・自宅でレッスンを受けられるので、移動時間がかからない。
・全国どこでも受けられる。
・座学やテーブルワークに向いている。
・個人レッスン(プライベートレッスン)に対応しやすい。
・対面レッスンより安価。
詳しく見てみましょう。
◼️自宅でレッスンが受けられるので、移動時間がかからない
対面でのレッスンだと、レッスン会場に行かないとレッスンは受けられないので移動時間がかかります。場所にもよると思うんですが、往復で1〜2時間はかかる人がほとんどじゃないかと思います。オンラインだとギリギリまで寝そべってることも出来ますし、レッスン終わったらすぐ次のことが出来ます。
◼️全国どこでも受けられる
これもオンラインの良いところですね。
ボクは東京在住ですが、オンラインレッスンで関西圏の方や、四国から参加してくれた方もいました。対面だったら会うことがなかったかもしれない全国の人と繋がれるというのは、やっぱり嬉しいものです。
◼️座学やテーブルワークに向いている
対面レッスンのときから開催していた「台本分析」のクラスがあるのですが、主に座学が中心のクラスです。こういう座学やテーブルワーク系のレッスンの場合はむしろオンラインの方が合っているんじゃないかな、と思っています。
◼️個人レッスン(プライベートレッスン)に対応しやすい
これもボクが今現在やっているんですが
・オーディションや撮影本番の準備に取り組むとき、がっつりマンツーマンで出来るので納得いく準備ができる。
・急な場合にも対応可能「明日オーディション入ったんで、オーディションの準備したいんで、今日の夜1時間だけお願い出来ませんか〜」←講師のスケジュールが空いていればできる。
・グループレッスンでは難しい、個人のパーソナルな問題点にも取り組みやすい。(特定の感情が出ない、緊張改善など)
・対面での個人レッスンより割安。対面での個人レッスンはそこそこの値段がします。
◼️対面レッスンより安価
個人レッスンのところでも少し書きましたが、オンラインのグループレッスンでも対面に比べると値段がリーズナブルになっているところが多いと思います。
ここまで良いところを挙げてきましたが、逆にデメリットも挙げておきます。
・Zoomの画面越しなので、情報量が落ちる。
・Zoom上のタイムラグがある。
・Wi-Fi環境を整える必要がある。
・家にひとりの空間がないと難しい。
・余韻がない
◼️Zoomの画面越しなので、情報量が落ちる
ここが1番のデメリットだと思います。オンラインで2人以上でシーンをやる場合、どうしても対面と比べると相手役からもらえる情報量が落ちてしまいます。また、家で受ける人がほとんどなので動きの制限や声のボリュームも気になってしまいます。
◼️Zoom上のタイムラグがある
ここも演じるときに気になるところだと思います。ある程度そのタイムラグも計算に入れて演じる必要がある場合も出てきます。
◼️Wi-Fi環境を整える必要がある
Wi-Fi環境が悪くて、しょっちゅうフリーズしたりしてしまうと、相手役との芝居が崩壊してしまったり、サジェスチョンのやり取りも出来なくなってしまったりと、お手上げ状態になってしまうこともあります。
◼️家にひとりの空間がないと難しい
家に小さい子供が居る、家に日中誰かしら居る、兄弟でひとつの部屋などひとりの空間が確保できない方には、なかなかハードルは高いかもしれません。
◼️余韻がない
移動時間がない代わりに、参加した仲間と「あーでもない、こーでもない」話をしながら帰るといったような余韻がないです。「お疲れ様でした〜」とZoomをオフにしたら終わり。たまにさみしさを感じるときもあります…。
メリット、デメリットを挙げてみました。
次はオンライン演技レッスンでのレッスン内容での
おすすめを挙げてみたいと思います。
オンライン演技レッスンでのおすすめレッスン内容
おすすめのレッスン内容として今回は3つ挙げてみました。
◼️モノローグ
モノローグとは、直訳すると「独白」です。いわゆる「ひとり芝居」です。なかなかグループレッスンでは扱う機会が少なく、実はやったことがないという人も多いと思います。モノローグは相手役がいない分、演じる俳優の技量が顕著に出ます。その分、取り組むことで俳優の演技力アップが狙えます。ハリウッドでオーディションを受けるにはモノローグは必須と言われています。なぜなら、その俳優の演技力がすぐわかるからです。この機会にモノローグに取り組んでみるのは良いチャンスだと思います。映画監督の渋谷悠さんのnoteに無料のモノローグがいくつかあるので覗いてみると良いと思います。
◼️台本分析
オンラインと相性の良い座学ですね。対面でのレッスンだと「まず、演じよう」となってしまうことも多いかと思いますが、オンラインでじっくり台本の分析の仕方を学ぶのは、今後の俳優人生に必ずプラスになってくると思います。
とある映画プロデューサーは「とにかく台本が読めない俳優が多い」と嘆いていました。逆を言えば台本をキチンと読めると、それだけで周りのライバルから一歩リードできるかも。コロナ禍の中でおすすめのレッスンです。
◼️個人レッスン
先ほども少し触れましたが、オンラインでの個人レッスンも非常におすすめ。オーディションや撮影本番の準備ができたり、マンツーマンレッスンなので、自分の演技のクセや弱点にじっくりと取り組むことができます。また場合によってはグループレッスンではなかなか聞けないような突っ込んだ質問ができるのも個人レッスンならではの強み。
それぞれのレッスンについて紹介してみました。
最後に(モノステ)
◼️モノステ
タイトルのオンライン演技レッスンからは少し脱線しますが、オンラインならではの、「モノステ」という企画も開催されています。先ほど紹介した映画監督の渋谷悠さん主催で毎週モノローグを披露するコンテストが開かれています。投げ銭システムもあるので、良いパフォーマンスを披露するとギャラも貰えます。腕試し、本番に飢えている人にはおすすめです。
詳細は↓
今回はオンラインでの演技レッスンについて書いてみました。
では
スギウチ タカシ
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?