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2020 BEST ALBUM 番外編
2020年のベストアルバムを前の記事で書きましたが、どうしても選びたくても溢れてしまった15枚のアルバムをここで紹介します。こっちも別でプレイリスト作ったんで参考にしながらみてみてください。
seeyousoon 『VIDÉ』
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フロリダ拠点にする9人組のヒップホップコレクティヴのデビューアルバム。多彩なジャンルをブレンディングした野太いトラックを特徴に、多くの人種が所属していることによるヴォーカルの豊かさがとてもかっこいいです。
Braxton Cook 『Fire Sign』
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NYの名門・ジュリアード音楽院で学ぶサックス奏者、天才SSWの新作。渋くも甘いジャジーなサウンドを奏でながら、耽美でソウルフルな歌声に魅了されます。
brakence 『punk2』
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オハイオ拠点の18歳のベッドルームアーティストの新作。EPからぶっ飛んでいましたが、彼は瞬く間にポップスターになりましたね…。
ベースミュージックやダブ、エモラップ、インディーなどを巧みにブレンディングした新規軸のポップサウンド。galive辺りのシーンの勢いは止められないですね。
E^ST 『I'm Doing It』
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シドニー拠点のポップシンガーのデビューアルバム。Maggie Rogersのような華やかな歌声に、カラフルなポップサウンドが彩る心躍る作品です。
Shamir 『Shamir』
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LAのSSWのセルフタイトルにして6作目の作品。2015年の1stの『Ratchet』でXL Recordingsからリリースしたことで話題となった新人で記憶に残っている方もいるのではないでしょうか。ハイピッチで流麗な歌声に、90年代のグラムロックや、ディスコ、R&Bなど多様なジャンルを織り交ぜたポップなサウンドがクセになります。
Sawyer Nunes 『Throwing Up』
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NYのベッドルームポップバンド、LAUNDRY DAYのリードシンガーSawyer Nunesの新作アルバム。1曲目からの破壊力がまたすざましい。爽やかで淡いインディーサウンドに、叙情的でエモーショナルな作品です。
contradash 『all-star』
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Intserscopeとも契約を交わしているLA拠点に活動するSSW。ポップス〜オルタナを経由したサウンドに、エモラップもブレンディンングしたDominic Fike系のアーティストです。彼はもっとブライトでトロピカルなポップサウンドによった感じです。
Nate Traveller 『Hunny』
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Dominic Fike周辺でBen Chandlerとも交流のあるフロリダのSSW、Nate Travellerの1st Album。ギターのシンプルでオーガニックなサウンドと彼の甘美な歌声が合わさったメロウな作品です。
Rae Khalil 『FORTHEWORLD』
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カルフォルニア拠点に活動するシンガー / ラッパーの最新作。フィーチャリングにはFree Nationalsなどが参加。R&B/ソウルやジャズ、ラテンミュージックなど織り交ぜたグルーヴたっぷりのトラックに、Little Simz的な鋭くも温かみのあるフロウを特徴としています。
ericdoa 『COA』
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Hyperpopシーンの中で欠かせない存在のアーティスト、ericdoaの最新作。今年だけで2作品も出しているという。ここのシーンの界隈は作品出すスピードが早すぎて…。とりあえずもうかっこいいので聴いてください。
neek 『everybody's lonely』
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LA拠点に活動するアーティスト/プロデューサーのミックステープ。ダークなエレクトロニックサウンドとメランコリックなムード漂うメロディーに、妖艶な彼女の歌声が合わさった作品。
Luke Titus 『Plasma』
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シカゴのSen Moromotoとも関わりのあるマルチ奏者のデビューアルバム。NNAMDÏ、Sen Morimotoの作品をリリースしているレーベルSooperから。Nonameの作品にも関わっているとか。
一曲目からSen Morimotoがフィーチャリングの爆発的なバカテクジャズポップサウンドに痺れること間違いなしです。
Cecile Believe 『Plucking a Cherry From The Void』
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LAを拠点に活動するエクスペリメンタルポップアーティストの今年リリースされたミックステープ。彼女はSOPHIEでアルバムに参加したり、Kero Kero Bonito, Kanye West, TOPSなどのアーティストの作品に関わってきた凄腕アーティスト。今年はA. G. Cookの『7G』の「Show Me What」にフィーチャリングしています。
彼女の創り上げる煌びやかで実験的な電子音楽の世界は独創的で唯一無二です。作品通して素晴らしいのでぜひ。
Gotts Street Park 『Volume Two』
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イギリス・リーズに拠点を置いて活動するジャズ・トリオの最新作。Celesteの作品に参加したりしています。今作ではRosie Lowe, Pip Millett, Flikka, ZiloやGrand Paxなど錚々たるメンツが参加。冬の寒い街灯が光る夜を闊歩したくなるような作品です。
Still House Plants 『Fast Edit』
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グラスゴーの芸術大学で出会った3人で結成されたエクスペリメンタルバンド/コレクティヴ。現在はサウスロンドンとグラスゴーにメンバーそれぞれ澄んでいるとのこと。今年だけで2枚アルバム出しています。
未知なサウンドに出会った時って「は!?」って感覚しか抱かないと思うんですけど、おそらく今年一番意味わからないって思ったサウンドを奏でてる奇才集団です。ソウルフルな歌声に、不規則なドラムとタイトなギターのカッティング。ジャズやR&B、オルタナ、ポストパンクを組み込んだレベル違いのサウンドです。正直black midiに出会った時以上の衝撃でした。そしてさすがBIG LOVEさんしっかり仕入れてます。
とりあえずライブ映像みてみてください、ぶっ飛んでいるので。
以上、番外編の15枚です。Still House Plantsはまだ僕の中で処理しきれていないというのもあって50枚から除外しましたが、衝撃度は多分ダントツでした。今のイギリスはやっぱやばいですね。