
社会人とラジオ❷
昨日の続き。
昨日一気に書くことも出来た。
ただ、猛烈な睡魔に襲われた為、、無理やり2日に渡って書き記すに至る。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
この春。
3月29日の金曜日を以って、24年間続いた夕方のTBSラジオの番組
「荒川強啓デイキャッチ」
が、終了した。
24年間って、かなりの長寿番組。
夕方の15時半からは、当たり前のように強啓さんの声が聞こえる。
そんな「日常」。
それが終わったのだ。
四半世紀も続いていたのだから、リスナーからしてみたら、衝撃以上の何だか分からない気持ちに苛まされるのだ。
何よりも、メリハリがあった。
ニュースや世相に斬り込んで、様々な論客とのディスカッションがあり、夕方の疲れの出そうな時間帯に、
「俺はデイキャッチを聴いて、世の中のビジネスマンと繋がっているんだ」
と、謎の自分のモチベーションを奮い立たせていた。
それが、
そんなオトナな番組が、
終わった。
最終回のエンディングには泣けた。
パートナーの片桐千晶さんの涙声。
最後まで気丈に振る舞っていた強啓さんの声も、最後の最後の挨拶では声が詰まっていたな。
僕も色んな思い出が溢れて、
もう聴けないのかと思うと、
グッときてしまった。。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
そして、この4月からは「ACTION」という新番組が始まった。
月曜から金曜まで、毎日パーソナリティが変わる変則プログラム。
番組コンセプトは、以下のHP抜粋より。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
月曜、早速聴いてみた。
月曜は宮藤官九郎氏。
感想から言うと、「最悪」だった。
元々があまりシャキシャキ喋る人ではないと思うので仕方ないにしろ、恐らく打ち合わせ不十分。
必ずCM開けの一言目に、
「…あぁ、、TBSラジオからお送りしておりますアクション…」
と、喋り出しのタイミングがだらしなくて酷い。
まだまだ始まったばかりだけれど、初めが肝心なところではないのだろうか。
宮藤官九郎氏の喋りは、多分深夜向きだと思う。
良い意味でゆったりマイペースにお喋りをして、時事を無視した構成でリスナーと絡めば、それはそれで楽しいのだろう。
夕方の、主婦やビジネスマン、OL、現場の職方らの方々には、確実に向かない喋り方だと思う。
僕らはリズムが欲しいのだ。
僕らはラジオから、メリハリと決まり事が欲しいのだ。
決まった時間ににいつものコーナー。
聴き慣れた声と聴き慣れた相づち。
ここに生活を見ているのだ。
これが無くなり、新しい番組でリズムを刻んで行くしかない。
そこまでは理解もしていたし、覚悟もしていた。
ただ、あの4月1日の1発目の内容は、酷すぎた。
頑張って最後まで聴いてみた(オンタイムでは聴けなかったので、帰宅してからタイムフリーで聴いた)。
やっぱり、キツイ。
宮藤氏を責めてもしょうがないのだけれど、あまりにもダレ過ぎていて、酷い。
デイキャッチの最終回、聴いたのかなぁ。
多分聴いていたら、あんな放送は出来ない筈だ。
強啓さんの築き上げた信頼。
片桐千晶さんの最後の涙。
宮藤官九郎氏以下、制作スタッフはもう一度英知を振り絞って、一から作り直して欲しい。
「なんでも受け身じゃつまらない」
とあるが、魅力的な番組だからこそ、リスナーとの交流やリスナー発信の企画が生まれるのであって、魅力のない番組やパーソナリティが居たんじゃ、リスナー側からすれば
「アンタらが受け身じゃねーか」と思ってしかたがない。
来週、もう一度頑張って聴いてみる。
多分変わらないのだろうが。
こう言うことを言っている時点で、ケツの穴が小さい変化にビビっているオッサンだと思われよう。
それでも良い。
一度聞いてみて欲しい。
これを平日のオンタイムで流しているのだから。