
【兵庫】中山寺に行ってきた【2018年5月】
どーも、たかしーのです。
昔の写真を整理しながら、過去に行ってきた場所の思い出を書いていきたいと思います!

今回は、2018年の中山寺です。
2018年10月24日に、待望の第一子が誕生したのですが、
この年の5月に、妊娠5ヶ月目に入ったウチの奥さんがカレンダー片手に5月6日を指さして「戌の日に安産祈願に行こ~!腹帯巻きたい~!」と言ってきたので、大本山 中山寺 に行ってきました!
うちのオカンに「兵庫で安産祈願に行くならどこがいい?」と尋ねたら、真っ先に教えてくれたのがこのお寺でした。
調べてみると、兵庫だけでなく、全国各地から妊婦さんが訪れる有名なお寺なんだそうです!
※その理由は、後ほどお知らせします。
観光したところ
大本山 中山寺(宝塚市中山寺)
中山寺へと行く前に、パパ初心者なら、最初の部分で気になるところがいくつかあったかと思うので、少し解説をしておきます。
【戌の日に安産祈願に行く理由】

そもそも、戌の日とは何か?
「戌」は難しい漢字ですが、「いぬ」と読みます。つまりは、犬のことです。干支では、この漢字を書きます。
そして、戌の日についてですが、日本の暦では古くから十二支があてがわれていて、その中で12日に1度めぐってくる日のことを指します。
※なので、他の干支の日も、もちろんあります。
で、そんな戌の日になぜ安産祈願に行くのか、というところなのですが。
まず、日本には古くから妊娠5ヶ月に入った最初の戌の日に安産祈願をする風習があります。
このことを私は安産祈願に行くまで知らなかったのですが、ウチのオカンはもちろんのこと、島根出身のウチの奥さんも知っていました。
次に、なぜ戌の日に行くのか、なのですが、これは犬がたくさんの子を産み、かつ、お産が軽いこともあって、それにあやかるために、戌の日に安産祈願をするようになったんだそうです。
また、妊娠5ヶ月に入ってからという点についてですが、これは一般的に不安定な妊娠初期ではなく、比較的安定期に入った妊娠5ヶ月目に行くのが母体にもよいため、と言われています。ただ、安産祈願に行く日については、そういった言われがあるというだけで、正直な話、いつでも構わないんだそうです。笑
なお、戌の日ですが、下記の戌の日カレンダーで簡単に調べることができるので、もし戌の日に安産祈願へ行かれる場合は、是非こちらをチェックしてみてください。
ちなみに、ウチの奥さんが行きたいと言っていた2018年5月6日は、なんと大安の戌の日!ラッキーなことに縁起の良い日に行くことができました!
【戌の日に腹帯を巻く理由】

そんな戌の日ですが、一般的な風習として、妊娠5ヶ月の戌の日に腹帯を巻くというのもあります。これを戌の日の帯祝いと呼びます。
しかし、なぜ腹帯を巻くのか?
実は、腹帯を巻くという行為そのものは、江戸時代ごろから行われていたお祝いの儀礼がもととなっているのですが、お腹を冷やさない、お腹をささえるといった実用性があるため、ちょうど折り返しに入った妊娠5ヶ月目に腹帯を巻く(巻き始める)ことが広まったのでは、と言われています。
実際、この安産祈願が終わったあとでも、出産までに好んで腹帯を巻いて、生活をされている妊婦さんもいるんだとか(ウチの奥さん情報)。
しかしながら、腹帯を巻くとお腹を締め付けてしまい、子宮を圧迫してしまうといったデメリットもあるので、腹帯を巻くことに対して、あまりオススメをしないお医者さんもいるんだそうです。
【安産祈願で中山寺が有名な理由】
さて、最後に、理由は後ほどとお伝えしていた中山寺が安産祈願で有名な理由について、ですが、

諸説あるのですが、安産祈願のお寺としてその名を全国的に広めた出来事としては、明治天皇の御生母である中山一位局が、この中山寺の「鐘の緒(ご祈祷を受けた腹帯)」を受け、その後、明治天皇を無事出産されたことが、大きいとされています。
また、その他でいうと、このお寺を建立したのが聖徳太子だったり、豊臣秀吉の子授けの願いを叶えた逸話があったり、と日本史の教科書に登場するような偉人たちにゆかりのあるといったところも、中山寺を有名にした要因となったと考えられています。
↓ 「聖徳太子」については、こちらもどうぞ。
さて、いろいろ知識も頭に詰めたところで、中山寺へと向かいます~!

中山寺は、阪急中山観音駅から北へ徒歩1分のところにあります。
もちろん、車でも行くことはできますが、戌の日は日本中の妊婦さんが集まってくる日であることから、お寺の近くの路地だけでなく、周辺の道路も大変な混雑することが予想されるので、徒歩か電車、バスで行くことをオススメします!
(実際、中山寺周辺の道路は、軽く渋滞のようになっていました)

はい、着きました!
こちらは、中山寺の境内への入り口となる山門でございます。
非常に立派な門構えですね~。
そこから門をくぐって、本堂へと向かいます。

途中、先の長そうな石段にやってきましたが…

なんと、その脇でエレベーターやエスカレーターの標識が!
さすがは、安産祈願のお寺!
境内が、妊婦さんに非常に優しい設計となっているのが嬉しいですね~。

というわけで、奥さんを連れて、エスカレーターで本堂へGO!
ちなみに、本堂へ行く途中に、手水舎(参詣者が手や顔を洗ったり、口をすすいだりするところ)を見つけたので、立ち寄ったのですが…

中山寺の手水舎は、なかなか珍しい蓮の形をしておりました!
思わず、インスタ映えっぽい加工をしてみたのですが、いかがでしょうか。笑

はい、そんなこんなで、
本堂に到着しました!
ここからは、中山寺のホームページにも書かれている安産祈祷の流れに従って、安産祈願をしていきます!
[1.本堂で申込用紙を記入する]

まずは、本堂向かって左手にある受付に行って、ピンク色の申込用紙をゲットします。
申込用紙には、妊婦さんの名前と住所、電話番号を記入します。
なお、中山寺の安産祈祷ですが、通常の安産祈祷と安産特別祈祷の2種類があり、その詳細と違いはこんな感じになります。
・安産祈祷
値段:7,000円
授与品:お腹帯(1本)、お守り、お札(後に郵送)
・安産特別祈祷
値段:20,000円
授与品:お腹帯(2本)、お守り、お札(後に郵送)
★安産祈祷と安産特別祈祷の違い
直接祈祷を受けることができるかできないか
→安産特別祈祷にすると、受けることができるが、安産祈祷だと、それがない。
この日は、特に直接祈祷するつもりもなかったので、通常の安産祈祷で手続きをすることにしました。
[2.申込用紙を窓口へ提出する]
申込用紙が記入できたら、同じく本堂向かって左手にある窓口に提出をします。
受付時間は9時~16時。
自分も目で確認はしましたが、お昼ごろは大変混雑をしていたので、時間に余裕をもっていくとよいかと思います。
また、今回のような通常の安産祈祷では、直接祈祷がないので、

本堂に入って、「母子ともに健康で、子供が生まれますように」と自分で祈願をしてきました!
これで特別祈祷をしなくとも、バッチリですね。笑
あと、これは自分はしてこなかったのですが、

中山寺には、本堂の近くによだれかけ地蔵と呼ばれるお地蔵さんがあって、このお地蔵さんのまわりに絵馬のように願い事を書いたよだれかけを吊して、安産祈願をするといったこともできるようになっていました!
ちなみに、自分がしてこなかった理由ですが、単によだれかけが有料だったため、しませんでした。笑
(どケチで、スイマセン…)
[3.お腹帯とお守りを頂戴する]
さて、自分で祈祷もしたところで、お腹帯とお守りを頂戴しに、本堂にある案内に従って、受取窓口へ。
こうして、頂戴したお腹帯とお守りがこちらです。

それでは、ウチに戻ったので、早速ウチの奥さんに腹帯を巻いていただきましょう~!
ところで、その中山寺の腹帯なんですが、とある都市伝説(言い伝え?)があるのをご存知でしょうか??
それは、頂戴した腹帯に性別が書いてあるのですが、生まれてくる子供の性別は腹帯のものとは逆の性別になる、というもの。
なので、ワクワクしながら、腹帯を広げて見てみると….

わあああ、男って書いてある!!!!
ということは、生まれてくるわが子は、女の子???
ですが、無事、誕生したわが子は男の子でした。
やっぱり、ただの都市伝説でしたね。笑
さて、そんな腹帯ですが、

実際に巻いてみると、こんな感じになりました。
ウチの奥さんに巻いてみた感想を聞いてみたんですが、「特に締め付けられている感じはしないので、つけ心地は良いほうかも」とのことでした。
なので、よほどフィットしていたのか、しばらくは腹帯をしたまま、ウチの中でゴロゴロとしていました。
[4.お札がご祈祷後に郵送で届く]
最後、10日間身代わりでご祈祷をしてもらったお札が申込用紙の住所に、約2週間ほどで届きます。
なお、この日の安産祈願で頂戴したお腹帯・お守り・お札のセットですが、無事赤ちゃんが産まれたあとに、お礼参りですべて返納することになっているため、産まれたからといって処分をしてしまってはいけませんよー!
おわりに

実際に、安産祈願をしてみると、いろいろと知らないことばかりで驚きました。
他にも、ストックしている写真はいくつかあるので、また気ままに書いていきたいなと思います。
それでは!