![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/98204402/rectangle_large_type_2_ef5c0a3151100584d300515198715b03.jpeg?width=1200)
階段ってどうする?⑤(階段のカタチって?)
昨日まで、階段の「動線」という視点から
いろいろとお話ししてきました。
どんな生活スタイルなのか。
どんな暮らしがしたいのか。
何を優先していくのか。
そういったことを、しっかり考えて、
階段の位置を考えた方がいいですよ
というお話しでした。
今日は、階段単体について
お話しようと思います。
階段のカタチというと、
大きく3つに分かれます。
一つ目はこちら。
![](https://assets.st-note.com/img/1676584533251-3xGl4I2vFI.jpg?width=1200)
折り返し階段です。
よく見かけますよね。
階段から落ちてしまったら、
途中で止まれるから安心です。
なんてうかがいますが。。
落ちること自体あまりよくないので、
落ちないような工夫をしましょうね。
180度回転する部分(踊り場)に、
三角形の踏板を設置してよければ、
畳2帖に納まります。
ただ。
三角形の踏板は避けたいとなると、
3帖くらいの広さになることも。
階段での安全性を大事にするのか。
スペースの有効利用を大事にするのか。
それによって、違いますよね。
![](https://assets.st-note.com/img/1676584548811-PPR30tzvID.jpg?width=1200)
二つ目は、かね折れ階段。
折り返し階段は、コの字に昇降しますが、
こちらは、L字型に昇降します。
こちらも、90度回転する部分(踊り場)を
三角形にするかどうかは先ほどと同じです。
ただ。こちらの方が、スペースで考えると、
折り返しより、余分にスペースは必要になりますね。
![](https://assets.st-note.com/img/1676584563133-6FJgZ93VUR.jpg?width=1200)
三つ目は、直階段。
まっすぐ直線で、昇降する形です。
先ほど、折り返し階段でお伝えしましたが、
こちらの階段の場合は、階段から落ちると、
1階まで転げ落ちてしまいます。
こちらは、他空間との組み合わせ方しだいで、
かなりコンパクトに納めることができます。
それと、横に広がらないことから、
間口の広くない敷地での計画であったり、
LDKの中にレイアウトする場合には、
他のスペースを圧迫せずに済むことができます。
それと。
開放感のある、スケルトン階段をつくるときには、
階段の構造上、とても有利なので、
このカタチが多いかなと思います。
![](https://assets.st-note.com/img/1676584576330-vt42f1WLOI.jpg?width=1200)
最後四つ目は、螺旋階段。
2帖のスペースの中で、螺旋状に昇降していくカタチ。
見た目がオブジェみたいで、人気はあるものの、
使い勝手がよくなさそうという理由で、
採用されることは、あまり多くないかもしれません。
ただ。
実際に昇降してみると、意外にも便利だったりします。
(もちろん、その便利という感覚に個人差ありますが)
目が回るほど、長い時間昇降しませんし、
手すりがあるので、落ちてしまうこともないですから。
比較的、コンパクトに納まるのもメリットかもしれません。
でも。採用するのに注意することあります。
引っ越し。ベッドとか階段経由が難しいので、
別ルートを確保すること。
2階LDKだったりすると、大変ですよ。
ということで。
大きく階段には、4つのタイプがあります。
間取りとの関係で決まることが多いとは思いますが、
いろいろと体感してみて、ストレスなく使えそうな
形を選定してくださいね。
毎日使う場所ですから。
ずいぶんと長くなったので。今日はこの辺で。