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大正ロマンを体感してみる!

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昨日、こちらのすごい階段のある家を見学してきました。

日本の女優第一号として名を馳せた「川上貞奴」と

電力王と呼ばれた「福沢桃介」と建てたのが、この住宅になります。

現在は、文化のみち二葉館として、一般公開されていて、

入場料を払えば、だれでも入って見学することができます。

詳しくは、こちら。

文化のみちへようこそ | 文化のみち二葉館【旧川上貞奴邸】
www.futabakan.jp


大正時代に建てられた和洋折衷の建物。

大正ロマンを感じられる空間ということで、その空気感を感じつつ、

建築的に、どんなつくられ方をしているのかを見てきたんです。

ずいぶん前に、一度来たことはあったのですが、

そのころは、まだ実務経験もなかったこともあって、

いろんな意味で、見るポイントがわかってなくて、

ただ、漠然と見たという印象。

正直なところ、記憶はほとんどない状態でした。

今は、おかげさまで、いろんな実務経験を積んできてることと、

その空気感を、実際の家に取り込みという具体的な目的があったので

以前とはくらべものにならないほど、多くのことを学ぶことができました。

何を学んだかはさておき(笑)

せっかくなので、その一部をご紹介していきたいと思います。

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こちらは、サロンから勝手口へとつながっていく廊下。

まずは、床をご覧ください。

ここ数年、流行しているヘリンボーン張りの無垢フローリングですね。

和な空間で使う張り方でないので、洋風な要素になります。

そして、窓。

縦長の上げ下げ窓があって、その窓周りには装飾があります。

開き勝手も、装飾も、やはり洋風な要素になります。

次に。

床をよく見ていただくと、途中から、直線型のフローリングに

切り替わっていますよね。

実は、床が切り替わっているところから奥は、

いわゆるバックヤードになるスペースということで、

和の空間になっているんです。

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少し場所は違うのですが、こんな風に数寄屋風の和空間が

しっかりとあったりもします。

といいつつ。

吊り下げられたペンダント照明の装飾が、洋風なデザインだったり。

写真に写っていないのですが、写真の手前側には、

縁側があって、先ほどの上げ下げ窓が並んでいたりします。

一言で和洋折衷といっても、いろんな折衷のカタチがあるのですが、

こちらの住宅では、和と洋の空間は、それぞれ内部と外部まで

しっかり作りこまれていて、その二つがそのまま合体した感じでした。

来客をおもてなしするサロン(大広間)や食堂には、

その時代の空気を感じさせるデザインで満ち溢れていました。

なんだかんだと1時間以上。

しっかりと見学して、いろんなことを吸収できました。

まだまだこういった空気感を体感できるところがあります。

時間をつくって、見に行ってみようと思います。

歴史に学ぶ。

とても大事だなって思いました。

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