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壁や天井って何がいい?⑱

昨日まで、内装仕上げの一つとして、
漆喰を取り上げてきました。

とてもいい側面もあれば、場合によっては気になることも。
何を求めるのかで、良しあしがありますね。

実は。
問い合わせをいただいたので、その辺補足しておきます。

何かっていうと。漆喰のコスト感覚について。

最初にお伝えしておきたいのは。。
漆喰といっても、いろんな種類があるので、
一概にはお伝えしにくいのですが。。

大枠という前提ですが、ビニルクロスに比べると、
6-8倍の価格となります!

左官屋さんが、丁寧に仕上げると、それくらいにはなりますね。

ちなみに。
漆喰といっても、漆喰調であれば、もう少し安くなりますし、
昔ながらのスタンダードなタイプであれば、6倍くらいですが、
海外製の漆喰(スイス漆喰)ですと、相応に高くになります。

金額高いからいい。
というわけでもありませんので、
その辺は、しっかりと相談しながら、どの製品にするかを
決めていただけたらと思います。


珪藻土、漆喰とお話ししてきたのですが、
塗り壁として、その他の候補になるものを
もう少しお話ししておこうと思います。

シラスという素材を使った塗り壁があります。

シラス??
と思われた方も多いでしょうね。
もちろん。魚のシラスではないですよ(笑)

壁に魚のシラスを塗ってもね。。

建築材料として使うシラスとは。
火山の噴火によって降り積もった火砕流・火山灰などの堆積物。
それを塗り壁の材料として利用しているんです。

何かいいことあるの??
と思ったかもしれませんね。

この素材を使うことで、
漆喰とか珪藻土と同様の効果を得られると言われています。

湿度を調整してくれる。
消臭効果がある。

大きくはそんなところでしょうか。
他とは違う質感で仕上がるので、見た目が好きな方がいるかも。

それと。
自然素材がベースになっていることも大事な要素かもしれませんね。

気になる点は、他の塗り壁とよく似ています。
割れとか掃除のことでしょうか。

こちらの素材は、どこの左官屋さんでも工事ができる
ということでもないので、品質はよくできます。

ただ。
その分、コストは、割高になりがちです。。

正直なところ、調湿効果とか、消臭効果は、
素材としては、他とさほど変わらないと思いますので、
どれを採用するのかは、価格と質感じゃないでしょうか。

シラスがいい!漆喰がいい!珪藻土がいい!
なんて。実際のところはみなさん知らないのかなと思います。

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