人生は飽きてからが本番

昨日は帰宅後に空の紙パックみっつを見つけて思わず「うわっ」と声が出ました。娘には「低脂肪乳、いっぺんに３パックも飲まないでね」と言っておきました。「わかった」と返す娘の表情が心なしか神妙だったのにはなんとも言えない味わいがあったというかなんというか。低脂肪乳でも飲みすぎるとお腹ゴロゴロになるはずなので、それで便座の周辺が汚れていたのかもしれません。本当にもうなんというか。

今朝は寝たふりをしている娘を起こして朝食を食べてもらいました。お湯を沸かしてコーヒーを淹れて冷凍のたい焼きを温めて簡単なサラダも用意しました。

「テーブルの上に置いてあるパン食べていいからね。それでも足りなかったらこっちの棚のパックご飯食べていいよ」

「んあ」

いつものことですが、わかっているのかいないのか。適当な感じの返事しか返ってきません。通常運転といったところでしょうか。

「あ、夜中にまたトイレ汚れてたよ。座る前にうんこするのやめてよ。ちゃんと座ってからうんこして」

「んあ」

出勤。昨日までの作業の続きは午前中に完了して送信。お昼すぎに返信あり。追加というか全体を統合する作業の依頼です。これについてはどうやればいいか既に考えてあったので粛々と作業を進めて完了。エクセルの表に簡単な説明と見やすい色を付けて返送。さほど時間を置かずに返信。OKでした。ガラッと変わって月次の締め作業。まずは入金の消し込みです。この会社で働いている３０年ほどの間に月次で請求書と入金のやり取りをする取引先はだいぶ減りました。破綻したところ廃業したところ色々あります。入金や請求の作業をしているとたまに思い出します。かつては先方までお邪魔することもそれなりの頻度でありました。コロナを経て今、そしてこれからは請求や入金の件で先方まで伺うことは無くなりそうです。自分はずっとこのあたりを主な業務のひとつとしてきました。そういう仕事が無くなりそうな時代の変化をしみじみ感じています。

実際にはそんな感慨に耽ることなどなく作業はサクッと完了。数字を扱っていると思わぬ変化に気がつくこともあります。先ほどとはまた別の時代の流れを感じる数字にしみじみと……。なんだか仕事中にしょっちゅうしみじみしているみたいですが、言われてみると確かにしょっちゅうしみじみしているかもしれません。ジジイになったということか。

退勤。帰りの電車で軽く睡眠。スーパーで買い物。夕食は蕎麦が食べたい。温かい汁蕎麦。天麩羅でもトロロでも月見でもなく山菜とかなめことかがいい。蕎麦（乾麺）・なめこ・ちょっといい竹輪（２割引）・かいわれ大根を購入。娘が飲みきった低脂肪乳の補充。アイスも切れたので補充。四連のかっぱえびせんがあるので今日はポテチは買いません。

帰宅。まずトイレを確認。今日も汚れてる。掃除しないと。先に買い物を冷蔵庫に入れないと。今日もピッチャーはふたつとも空でした。ルイボスティーとほうじ茶。まあでも水分は摂ったほうがいいから。パックご飯は納豆で食べていました。よしよし。トイレを掃除してから夕食の準備。

なめこと竹輪と冷蔵庫にあった春菊とかいわれ大根の蕎麦、少し醤油を多めにして濃い味で。春菊うまいなあ。かいわれの辛味がいい感じ。こういう濃い味の汁蕎麦が食べたかったので大満足です。娘も完食。娘はやや食べ過ぎ。

体重測定。娘も私も減っていました。

風呂のあと、洗濯機を回します。シンクの洗い物は予洗いしてから食洗機へ。洗ったピッチャーにはルイボスティーとほうじ茶のパック。ご飯を研いで炊飯器のタイマーをセット。

本日もワンオペで家事を回しています。死ぬまでこんな感じなんだろうか。飽きそう。既に飽きているかも。いやいや、人生は飽きてからが本番。その覚悟でいかねばだな。