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episode 10. 台風そして高島おどり順延

前回までのあらすじ

すぐそこまで迫った高島おどり。藤原会長入院問題はあれど、準備は万全。そこへさらなるアクシデントが襲う。

このお話に登場する人

江頭 盆踊り講師・江頭先生。盆踊りマニア。一児の母。
大西 保存会の会員。最年少の30代。高島の盆踊り大会のリブランディングに取り組む。

台風そして高島おどり順延へ

7月26日。高島おどりまで、あと2日と迫ったその日、どうやら台風がここ滋賀・高島を襲うらしいという。

なんというコースどり。台風って時計回りって相場決まってなかったか。
神はどこまで試練をお与えなさる。

前日の27日に順延を決定。高島おどりは9月9日まで順延することに決まった。

モチベーションの維持

40日間ほどの猶予が突然できてしまった。大西はチームのモチベーションをどう保とうか、と悩んだ。いよいよ明日だ、という気持ちがチームの中でうまく括れなかった風船のように萎んでいく。
しかしだ、捉えようによっては藤原会長の療養期間となる。ポジティブに捉えることをチームに呼びかけ続けた。

江頭先生の音頭教室~補講編~はこの40日間を凌ぐ起爆剤となった。
エンタメ色にゲージを振りこみ、「またきみと会える…」というコピーを授けた。かくして、空白の40日間になるかと思われた期間を追い込みの練習会と広報にあて、当日を迎えることになるのであった。


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