広場でバトン
こんにちは。絵本書きのエフォン・ヴィーです。
noteはさまざまなジャンルのクリエイターさんたちが広場でフリマやってるみたいな楽しさがありますね。数日前、隣のブースの羽根の生えたウサギさんたちからHypernoteChallenge2015 と書かれたバトンが回ってきました。ふむふむ、今年最も心に残ったnote記事と、自分の記事をひとつずつ紹介すれば良いのですね。
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心に残った作品は数知れず。
うろたえるくらい一目惚れしてしまった作品をひとつご紹介します。
草のようにやわらかな線の一本一本に、表情と色彩を感じる絵物語です。ピーナツブックスのウッドストックの頭のような、あるいはナウシカがたどり着いた浄化された草原のような、えも言われぬ優しい線。マンガと呼んで良いのか分かりません。 額に飾りたい絵画作品のようでもあります。
毎回読み切り。けれどどこかですべてがつながっている。静かな景の向こう側に世界が豊かに息づいているのです。ファンタジー風でありながら、zechiさんの実生活の鏡でもあるかのような心地良い臨場感があります。
現在11話。少しずつ増やしてもらえるとうれしいなぁ。書きためて本にして、翻訳して世界中の人々と分かち合いたい。大げさでなくそう思える作品に出会えた、うれしい年でした。
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次に、拙作を。
縦に長い絵本(作・Efon Vee)
スマートフォンの小さな画面でくっきり読める電子絵本を書こう、そう思い立ったのは、去年の春でした。紙の絵本は買うと高い。電子化された絵本はスマホだと読みづらい。じゃあ自分で作ってみようかなと。以来、試行錯誤を楽しむ毎日です。
クリスマスの物語『カナシベリー』に登場するオータさんは、右手にサンタクロースの袋、左手に北欧の神オーディンのやりを持って、悲しい子供たちに出会う旅を続けます。序章+12話完結。続編も構想中です。
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zechiさん、よかったらつないでくださいね。バトンは次へ手渡すも置くも自由と思います。どうぞお気軽に。